夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
前回に引き続き、「生きづらさ」についての原因、対処法についてお伝えします。今回は怒りやイライラについてです。怒りやイライラしているのを表に出すのって、自分でも大人げないとは思うし、周りの人にも気を使わせてしまいます。
また、他人に当たってしまった後は自己嫌悪に陥りますし、そのせいで人間関係がギクシャクしてしまうこともあります。
メモひよこ
考え方ひとつで楽になれる!生きづらさを解消する方法
怒りとイライラの原因を知ろう
怒りやイライラを自覚したら、その原因を探ってみてください。原因が腹にストンと落ちれば、なぜか気持ちが落ち着くはずです。
他人との「ルールの違い」が認められない
ひとつ目の原因は、自分と相手のルールの違いを認められないことです。人それぞれ育ってきた環境や生活習慣が違うため、当然、考え方もやり方も違います。そして、「こういうときはこうする!」という自分なりのルールがあります。
例えば旦那さんや彼氏が、何度言っても使った物を出しっぱなしにするので、あなたがイライラしているとします。
- すぐに物を片付けるのがあなたの習慣
- すぐには片づけないのが彼らの習慣
この違いに気付いて相手を認めることができると、イライラせずに済むのです。習慣の違いというだけで、あなたが憎くて片付けないわけではありません。
また仕事の仕方などでも同様です。忙しそうな人がいれば、手助けして協力し、一緒に業務を終わらせようという人もいれば、淡々と自分の仕事しかしない人もいます。
自分の仕事しかしない同僚に腹が立ったとしても(明らかに仕事に対してモチベーションが低い場合は除き)、同僚なりにきちんと責任を持って仕事をこなしているのであれば、それが相手のペースなのです。
個性の違い
自分にゆとりがないから
怒りやイライラする原因として、自分にゆとりがないこともあげられます。同じ頼まれごとでも、自分に時間があるかどうかで、イライラ度合が違ったりしませんか?
- ゆとりがないとき「なんでこんな忙しいときに言ってくるの!」
- ゆとりがあるとき「OK!わかりました」
よく「何かを伝えたり依頼するときは、相手のタイミングを見ることが大切」と言いますが、まさにこのことです。実際には、相手の状況を考えて仕事を依頼してくれる人もいれば、そうでない人もいますね。
イラっとしたときや、イラッとしている自分に気付いたときは、自分の心境と状況を考えてみてください。
忙しいのに!
単純に自分の時間や心のゆとりがないだけかもしれません。時間や自分の心に、いつもゆとりを持つように過ごすと、怒りやイライラする瞬間を減らすことができるはずです。
嫉妬や劣等感があるから
相手に対する嫉妬や劣等感が原因の場合もあります。自分自身で「嫉妬しているな、劣等感を抱いているんだな」と自覚できれば一番いいのですが、たいてい自分で自覚できていないので、無意識のうちにイライラしてしまうのです。
嫉妬や劣等感を抱くのは、自分がやりたくてもできないことを成し遂げている人、いわばデキル人です。自分と同じようにできていない人には、嫉妬は抱きません。
また、自分より遥か遠い人にも嫉妬や劣等感は抱きません。テレビに出ている美人モデルが男性にモテモテでも、いちいち嫉妬や劣等感は湧かないし、「羨ましい」と簡単に口に出せます。
なぜ素直に友達に対して「羨ましい」と言えないか?それは、羨ましいと言ってしまうと、「自分にはできない」ということを認める意味になるからです。
ふわふわお化けさん
自分の心に湧いてきた嫉妬や劣等感を上手く対処するには、素直に「羨ましいな!」と認めることが手っ取り早く、きちんと怒りやイライラを鎮められます。
変にごまかそうとするからこそ、自分の心に矛盾を作り、それがイライラする原因へと変化するのです。
ないがしろにされたり、認めてもらえないから
最後は、自分をないがしろにされたり、自分を認めてもらえないことです。いっぱい残業もして、お昼休みも削って頑張って仕事しているのに、のんびり仕事している人と同じ給料なら、誰だって腹が立ちます。
ひどい!
もし、あなたが人一倍頑張っているときに「おつかれさま」と声をかけられたらどうでしょう?あなたの頑張りを見てくれている人がいるということで、あなたのイライラは収まるのではないでしょうか?
人は誰もが誰かに認めてほしい、褒めてもらいたいという希望を持っています。しかし、他人を認めたりほめたりする習慣は、日本にはほとんどありません。海外では毎日相手の服装など、些細なことを挨拶代わりに褒める文化が確立されています。
褒められて嬉しくない人はいませんが、日本では面と面向かって相手をほめたり、頑張りを認めたりする文化がありません。他人に認められたいという気持ちを他人に満たしてもらうのは難しいことです。
つまり、自分の頑張りを他人に認めてもらうことで、怒りやイライラを収めようとすること自体が甘いのです。考えを切り替えたら、代わりに自分で自分の頑張りを認めて、褒めてあげることです。
怒りやイライラの原因とその対策についてお伝えしました。もちろん相手が悪い場合もあるはずですが、意外と自分の中に原因が見つかることもあります。怒りが込み上げてイライラしたときは、一度立ち止まって「どうして怒っているの?」と自分に尋ねる習慣をつけてください。感情を冷静に客観的に捉えることで、他人にぶつける前に対処できるようになりますよ。
怒りにはどこか貴族的なところがある、
善い意味においても、
悪い意味においても。
三木清
まとめ
「なんとなく生きづらい②」怒りの原因とイライラの対処法
怒りの原因を知ろう。
- 自分と他人の考え方(ルール)の違いを認められない
- 自分自身にゆとりがない
- 嫉妬や劣等感がある
- ないがしろにされたり、認めてもらえないから
著者プロフィール
- 元看護師。思い立ったら即行動の破天荒な性格。スナックやバー、イベントコンパニオンをはじめ様々なバイト経験をもつ。また、趣味のスノボのためにカナダでワーホリを経験。毒親からの解放、アダルトチルドレンの克服など、自身の経験や知識をもとに心理カウンセラーとして独立。自分を変えたい、人生をよくしたいと願う人のためにライターとしても活動している。
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