夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
あなたは、自分の石を磨いたことはありますか?
私はゴールデンウィーク中に、500円でお守り代わりに買った水晶の原石(結晶)を磨くことに挑戦しました。元の水晶はそれなりに透明でしたが、でこぼこや粗削りが目立っていたので。
やり方に関しては、今やネットなどで磨き方や道具の紹介記事は多いのですが、いざやってみると試行錯誤の連続でした。
お金も時間もかかる割に、最初のうちは透明というよりは曇りが目立ってきていましたが、最終的には、やっと理想的な感じに仕上がりました(それでも多少傷が残っている感じですが)
見えてきた!
私は叩かれ続けた人間ですが、今回の経験を元に「人を磨く」ということについて書いてみます。
- これから石を磨こうとしている人
- 何かをやってみようとしている人
- 誰かを指導する必要がある人
そしてあるいは、指導される立場にある人にも、参考になるはずです。
石を磨くということ
その一:石を磨くことの苦行を知る
まず、現代はネットの時代なので、水晶を磨く方法について検索してみました。
- 石の硬度を示すモース硬度によれば水晶は7。手研磨ならギリギリ磨くことが出来るレベル。
- 手研磨にはダイヤモンドやすり・サンドペーパー・ダイヤモンド砥石・青棒(酸化クロムの固形物)などが適している。
- 時間がかかるため、くじけない心が必要。
watarigarasu
思えば私は、しなくていい苦労に自ら突っ込む癖があり、そのお陰である意味普通の人では味わうことがない、コールタールの中に突っ込むような人生を送ったともいえるのです。
予感は的中し、結局磨き上げるためにゴールデンウィークいっぱいを費やしてしまいました。かかった費用は累計10,000円以上です。正直自分であきれてしまいました。
その二:数々の失敗と教訓
とりあえず、色々な道具を近くのホームセンターやネットショッピングで、できる限りそろえた上で挑戦してみました。まず、サンドペーパーで表面のでこぼこを磨いてみましたが、この段階で最初の透明さはどこへ行った?というほどの曇りや傷が発生しました。
それでも、ネットで得た情報を頼りにして、道具や研磨方法に試行錯誤を重ねているうち、研磨のコツや必要な道具などが導き出せました。
研磨のやり方ですが、最初は石を磨こうとするあまり、砥石に水晶を押しつけて磨いていたため、水晶の曇りは一向に取れませんでした。
そこで、石を軽く砥石に当てて削るようにしたところ、シャリシャリと気持ちのいい音が聞こえてきて、表面の曇りが取れて明るくなりました。
かけがえがない
その三:最初から宝石ばかりを狙った企業の末路
今、多くの企業で、人手不足倒産というものが発生しはじめています。企業のノウハウや、後継者がいないため経営が出来ず、倒産してしまう事態です。これをニュースで知ったとき、私は「ついに、はじまったか」と思いました。考えてみてください、日本の企業が行なってきたことを。
日本の非正規雇用
企業はモノを売るために(実際には、自分達の懐を潤すために)、人件費削減の名目で非正規雇用という差別階級をあえて作り、ノウハウの無駄遣いをしてきました。
非正規労働者は、どんなに頑張っても正社員には永久になれません。現在の日本の企業システムでは、所詮は外部から来た人間である以上、絶対に信用してもらえません。実質3年程度が在籍限度となっています。法律通りに雇おうとする企業はありません。人件費が増えるだけなので。
日本の経営層
また、経営層という名の支配階級は目先の利益ばかり追求するあまり、より安い労働力のいる外国に全てを流出させてしまいました。大切な「利益の源」を、自ら無駄遣いしては私腹を肥やしたのです。
後継者を選ぶ際にも、命令に忠実なクローン人間で、かつ能力は自分未満という人間だけを選んできました。
このような人間が組織の上にいるのでは、その下の人間はどんどん腐っていきます。声を荒げて怒鳴りつけ、恐怖で人間を支配することしか能がないのですから。このような光景が、より多く見られるのは老舗企業や大企業です。
日本の企業という集合体
あなたはもちろん、あなた以外の人も他の人とは違うのです。様々な個性があり、中にはとがった部分やキズもあります。
企業という集合体では、そのような個性をお互いにうまく削りあい、伸ばしあいながら成長することで、あなた自身を含めた人間にとっての利益を生み出し共有することが出来るのです。
最初から宝石などいないのです。
あなたはどっち?
あなたはどうですか?いつの間にか宝石扱いされ、原石を破壊しているような愚行を犯してはいませんか?
終わりに:人間を磨くということ
あなたを含め、人間には石と同じく個性があります。様々な輝きや、傷・欠けがあります。その個性同志をうまくすり合わせながら磨いていくのが本来の人間というものです。
現代は残念なことに「最初から宝石であること」が求められる時代となっています。磨けば光る部分をあらかじめ、自分で磨いてアピールしない限り、誰も見向きもしない、そんな時代です。
きれいな宝石は、例え入手しても何日も経たないうちに飽きてきます。傷つきやすく、扱いに困ります。傷がつくと、元に戻すのは不可能です。
磨き合う
相手によっては、あえて砕かないといけないこともあるでしょう。その場合は、相手に対する思いやりで砕いてください。ただ砕いただけでは、よりお互いを傷つけるだけの存在となってしまうでしょう。
あなたが指導する立場であれ、指導される立場であれ、まず自分の輝いている部分・傷・欠けと向き合ってください。その上で、相手のことを考えて少しずつ、時間・お金・手間をかけて磨くようにして下さい。お互いの衝突をおそれないでください。
人間は誰もが胸のなかに、
宝石となる石を持っている。
一生懸命磨いて、
美しく光り輝く玉になる。
空海
まとめ
石を磨くということ
- 人を磨くということは、物を磨くよりも非常に大変なことです。その分、輝きはとても美しいものになります。
- それでも相性が悪いときは、勇気をもって離れることです。その上で、再び磨き直すようにすればいいのです。
- あなたが最後に輝くためにも。
著者プロフィール
- 元半導体関係の技術屋。ゲーム好きが高じて、気がつけばアキバ通い通算10年。ゲーム自体の腕はどちらかといえば下手な方。ユーザーの立場から解析するのが好きである。最近は謎解きにも興味あり。年寄りな方。
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