夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
あなたは今、何をしていますか?
きっと、社会人や学生もいれば、フリーターやニートもいるでしょう。
なんだフリーターやニートを馬鹿にしているのか?
いえいえ、そんなことはありません。私も現在、ニート生活をしているのですから。
お前もどうせ働けって言うんだろ?
私は今回、働けというつもりはありません。
確かに、働くことは大切ではありますが、私は自由に使える時間が大量にある今を、わざわざ捨ててまで働けだなんて、到底言えません。私と同じ状況にあるニート、もしくはフリーターに言いますが、自由に使える時間を効率的に活用できていますか?一日一日、無駄なことに費やしていませんか?
もしも、毎日無駄なことに時間を浪費しているのならば、それは非常にもったいないことです。自分で自分の才能を摘み取ってしまうことに他ならないのですから。
時間の大切さ。そして実は、ニートやフリータこそ大成できる!ということをお話しします。
【NEET】天才チェス・プレイヤー
「ボビー・フィッシャー」に学ぶ夢の叶え方
天才チェスプレイヤー「ボビー・フィッシャー」
ボビー・フィッシャーという人物を知っていますか? まあ、ほとんど知られていない人ですね。
ボビー・フィッシャーはチェスの元世界チャンピオンで、15歳という若さ(世界最年少記録)で、チェスのグランドマスターになった人物です。ちなみにグランドマスターとは、世界チャンピオンは別にして、世界最高位のタイトルです。
そしてなんと、世界チャンピオンになると、賞金が1億6千万円ほどもらえるので、すごさがその数字からもひしひしと伝わってきます。
あんまりすごさがわからないという人は、自分の知っているスポーツのトッププレイヤーと同じくらいすごい!と認識すると間違いはありません。 そんなトップ・チェスプレイヤーである彼が素晴らしい業績をあげられた要因を、天才という一言で片づけるには、あまりにおしすぎます。彼の経歴を追っていくと、面白い事がわかってきます。
まず、驚くべきエピソードから紹介しましょう。
幼少期のボビー・フィッシャーは、母子家庭で母親と姉の三人で暮らしていました。母親は遅くまで帰ってこず、姉も学校で帰ってくるのは遅いです。そして、二人がいない間、少年はずっとチェスにのめりこんでいました。
そんな彼が幼少期に読んだチェスの書物は、なんと数千冊にも上ると言われています。考えられますか?小説ならまだわからなくもないですが、チェスの本ですよ!
そんなにチェスの本ってあるんだ!?というのも驚きですね。
彼がチェスを始めたのが、6歳の時。そして日の目を浴びることとなったのが、14歳の時です。その間、実に8年です。
彼は8年もの間、必死に(本人はそうは思ってないかもしれないけれど)チェスの技術を高めていたのです。8年って、長いですよね。これを「才能」で片づけるのは、実に惜しいことです。
ボビー・フィッシャーはなぜチェスに魂を捧げられたのか?
天才なんていないんだ。若くして大成した天才は、幼少期に努力を積んでいただけなんだ。
あなたの半分は、そう納得できたはずです。
だからなんだよ。俺たちには関係のない話だろ?
あなたのもう半分は、そう反発するでしょう。
でも、本当にそうでしょうか?
ボビー・フィッシャーはなぜ、そんなにも多くの時間を、チェスに捧げることができたのでしょうか?
答えは簡単です。失うものがないからです。
大学生が、本気で何かに打ち込むとどうなるか?簡単に、大学生という立場を失います。社会人なら、職を失うでしょう。
でも、ボビー・フィッシャー少年には、チェスに打ち込んでも失うものなどありません。チェスに打ち込んだからといって、家を追い出されることもなく、恋人に見放されることもなく、世間体の心配もありませんでした。だから彼は、チェスに魂を捧げることができたのです。
さあ、あなたはどうですか?
私は今、自分がニートであることを恥じていません。
なぜならば、夢を叶えるための時間を、たくさん所有しているからです。そして私には、ボビーフィッシャー少年と同じく、失うものなどありません。
50歳からだってかまわない。ぜひ、少年時代のように大きな夢を持ち、それを目標に、一歩前に進んでみませんか?
その夢を、誰かに笑われたってかまわない。世界中を敵にしてもいい。
ボビー・フィッシャー少年のように努力し、あきらめなければきっと成し遂げられるはずです。
そしてそんな夢の大成にもっとも近いのは、普段、卑下されがちな、ニートやフリーターなのです。
まとめ
【NEET】天才チェス・プレイヤー
「ボビー・フィッシャー」に学ぶ夢の叶え方
ニートやフリーターは失うものがなく、大成する
天才になるには、人並み以上の時間と努力が必要
熱中できる何かに、惜しげもなく時間を注ぎ込む
著者プロフィール
- もともとは大学へ行こうと勉強していた二浪さん。趣味は将棋にチェス。頭を使うものが大好きである。最近の悩みは運動不足による体重増加。