夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
私は関西から石垣島に移住して10年以上になります。地元の友人たちは、うらやましがったり「自分にはできない」と言ったりしますが、実は私自身にとって、そんなに大きな決断ではありませんでした。
移住のきっかけは、ネットで募集されていた住込みのバイトに応募して、たまたま合格した、ただそれだけです。しかも書かれていた募集要項は、とあるゲストハウスの掲示板に数行だけのシンプルさでした。
生まれ育った地元での就職経験しかなかった私にとって、それは確かに無謀な行為でした。しかし、あえて安全と逆の選択をすることは、時には新しい分岐点を見つけることになるのです。
【逆の選択】現状に満足しないアナタへ
不満はないが満足でもない
当たり前ですが、現状に大満足な人は変化を望みません。仕事内容、収入、人間関係、この3つが大部分になるのではないでしょうか?私は、不満でも満足でもありませんでした。ただ、去年の自分と同じ自分がいて、おそらく来年もそうだろうと思っていました。
すると、予想通りの一年が訪れました。毎年毎年、予想通りの一年が訪れては過ぎていきます。このまま20年、30年経ったらどうなるのかは、地元のおじさん達を見れば、手に取るように分かりました。
何となく
ひとつめの扉の向こう側
これといった不満も満足もない、いわゆる「ぬるま湯」に暮らしていた私には、新鮮な出会いがたくさん待っていました。オーストラリアを自転車で横断する人、自転車で日本一周中のカップル、利尻昆布と西表島のサトウキビの最盛期で稼ぐと、それ以外の期間は海外旅行を続ける人など。地元に何十年いても出会わなかったであろう猛者たちとの出会いは山ほど訪れました。そのうえ仕事の先輩は「旅人」で、旅の経験談の新鮮さと人脈の広さが、私の価値観を大きく変えてくれました。
新鮮!
- 海の見えるお洒落なカフェに出かける
- ヨガ教室が格安なので気軽に参加してみる
- ビーチでのんびり海を眺めて何もしない
- 離島の魅力を探しに探検する
などなど、あらゆることがひとつめの扉の向こう側にはありました。また、タイマッサージに出会い、初の海外チェンマイにいくきっかけができたのも、この頃です。
扉のカギは誰が持っていたの?
地元にいても、扉は近くにあったのです。しかも施錠はされていませんでした。カギ穴すらない、簡単に開くタイプの扉です。自分から開くか無視して放っておくのか、どちらかが選べました。私はその扉を、深く考えずに開いただけです。「想像した通りのおじさん達」になりたくなかったから。
地元の旧友たちはうらやましがりますが、彼らには扉がなかったわけではありません。今この文章を読んでいるアナタにも扉があります、嘘だと思ったら開けてみてください。カギはかかっていないはずです。
逆の選択をすることについて
私は元々、自他共に認める人見知りです。こんな性格だから、自分の範囲が広がらないんだ!ある日そう思った私がとった行動は、「今までに絶対選ばなかった方を選択する」ということでした。
決心
ゲストハウスの管理者になるなんて、今までの私なら絶対に選択しなかった道でした。ありえないほど、人との交流が多い仕事です。しかし、「山より大きな猪は出ない」「出たらそのとき考えればいい」の言葉を信じて、猪のごとく猛進!私はゲストハウスの管理者という次の扉を開きました。
そこには、想像以上の楽しい出会いがもりだくさんでした。さらに、次から次へと新たな扉がたくさん用意されていました(ゲストハウスは色々な意味で濃い仕事なので)。
できること以外を選択
アナタが今確実にできることだけを選択すると、できることの範囲は広がりますが、できないことは?苦手なことは?おそらく一生そのままです。自信とかプライドが邪魔しようとも、この人生は1度きりです。たとえば私のように元々が人見知りなタイプが、だから他人と接しなくてもいい仕事を選ぶという話をよく聞きますが、何だかもったいないような気がします。
扉を見つけるコツは、頭で考えて「そんなものどうせ」と処理しそうになったら、「なるほどね」といったん受け止める余裕を持つことです。受け止める余裕を心がけていると、自分だけに用意された扉を見つけることができやすくなります。その扉の向こうには、さらにたくさんの楽しい扉が誰にでもあるのです。
時に、
とても小さな決断が、
あなたの人生を永遠に変えてしまうことがある
カート・ラッセル
まとめ
【逆の選択】現状に満足しないアナタへ
- 現状の「不満と満足のバランス」を再確認してみよう
- 扉は日常の何気ないメッセージとして現れる
- それがアナタの扉なら、開かない扉はない
- 扉の向こうには、出会いと選択肢があふれている
- 山より大きな猪は出ない
- 人生は一度きり
著者プロフィール
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日本人を両親にもつナチュラルボーン日本人。度重なる肛門期を経て、乳歯で幼児期を過ごす。一生を乳歯で過ごそうと決意するも、すべて生え替わり断念。細木数子ブームが巻き起こると、細木の占いは「よく当たる!」ということを当てる。現在は「1000円弱」 を1050円位か、950円位かを熱心に日々研究している。
【すきなたべもの】
殺され切られ、刻まれ焼かれた牛肉や、殺された豚肉(牛同状)や殺された鳥肉(同状)など。殺された魚類は切っただけでも食べる。あと、サンドイッチ。
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