夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
あなたは「常識」を信じてますか?
いつも自然に振るまい、当たり前のように生活しているあなたは、その「常識」を、どれだけ信頼していますか?
もし、あなたがそれで良いと思って生活しているとしたら、どこかで、誰かに、少なからず迷惑をかけているはずです。それすら気づくことができないのも、あなたの「常識」のせいなのです。
世の中は、誰かを中心には、動いていません。だから、一人一人が持っている常識について、考えなければいけないときがきているのです。そして、もっとラクに人生を渡るためにも、あなたの「常識」を、見つめ直さなければならないのです。
【妖魔・非常識ワールドへご招待】常識が「苦」の原因だった!
あなたの「常識」は、正しくない
「常識」とは、「すべての人」から許されるであろう、「当然」の考え方や行動であると思われがちです。あなたも、「常識でしょ!」というセリフを、したり顔で言ったことがあるはずです。でも、人は誰一人として、100%同じ常識をもって生きていることはありません。たとえ双子であっても、かなりの違いがあります。
朝食一つをとってみても・・・
- ごはん、パン、それ以外?
- 自宅で食べるのか、買い食いするのか?
- 何時に食べるのか?
- 食べ残しには、厳しいか、寛容か?
- そもそも、朝食をとるのか、とらないのか?
朝食だけでも、これほどに「常識」が違います。環境、特に、幼少期に両親の影響を受け、今のあなたの「常識」となっているからです。
こうして、疑問にも思わないことを、普段何気なくしていたとしても、社会に出れば、あなたとは「異なった常識」の人に、いくらでも出会うことになります。すると、自分の「常識」は、絶対ではないのだ、と気づかされます。それで気づければ良いのですが、自分の常識が「正しい」と思ってしまう人が、たくさんいます。そして、人の常識を「正しくない」と感じるのです。
自分とは異なった朝食スタイルに、違和感や嫌悪感を感じたなら、あなたは「常識」という、自分だけの小さな「正しさ」に振り回されているのです。あなたの考え方や行動を、誰かと比べたときに、「どちらが正しいか」と考えるのではなく、「その人にとっての正解」なのだと理解できるかどうかが、大切なのです。どんなに意見を交わしてみても、「正解」は見つかりません。なぜなら、育った環境が異なり、「常識」が根本から違うのですから。お互いが、そのままの相手を受けとめ、理解し、尊重することが必要なのです。
人と生きるのは、「非常識」の世界
好きな人との生活や、結婚を考えるのであれば、「常識」の認識は重要です。それぞれが、「常識」を身につけている大人なので、「常識」のために考えが食い違い、衝突するのです。「常識」が原因で、離婚にいたる関係もあるわけですが、どちらも「常識」を譲らず、なかなか相手の「常識」を理解してあげられないのです。
全く異なる環境を生きてきた、他人だった二人が、共同生活をはじめるのです。最初のうちは、トキメキの力で譲り合えるのですが、生涯を通じて一緒に生活していくのであれば、お互いが、今までの「常識」になかったことを、「受け入れていく作業」をしなくてはなりません。これは、「非常識」にあふれた世界です。結婚生活は、「非常識」が全てなのです。
生活スタイルもペースも全く異なる二人が、共にする世界のわけですから、どちらかの「常識」を優先した生活はありえません。常識について折り合うことを覚え、受けとめ、理解し、自然と心地よく生活できる、新しい「常識」を築きあげる作業をしなければならないのです。これを諦めてしまうから、衝突しただけで、離婚してしまうのです。
この人と一緒になりたい!という「理想」の相手に出会えたとしても、それはゴールではなく、スタートでしかありません。ここからはじまる「非常識」の世界は、あなたが信じてきた「常識」は一切通用しない、とんでもないことだらけです。この「妖怪」のような異世界において、あなたが成長と愛に生きるのであれば、小さな「常識」から抜け出し、もっと心穏やかで、心地よい世界を見つけることでしょう。
「非常識」の世界に、飛び込んでください。「常識」というルールにこだわる世界が、どれだけ空しいか知ってください。好きな人は、この真実を、あなたに教えてくれる人です。
不正解と非常識
この世の中は、たくさんの人の考えと行動の結晶ではありますが、絶対的な「正解」や「常識」が存在しているわけではありません。間違いや失敗、時には大きな犠牲を強いられて、「正解かもしれないもの」「常識と言っても良いかもしれないもの」を基準として、あなたの生活は守られています。
争いが、大なり小なり、起こっています。政治や宗教、仕事や人間関係の些細なことで、イライラしています。これらすべての原因は、それぞれが勝手に信じている「正解」や「常識」なのだと知りましょう。あなたが信じていないものでも、誰かは信じているかもしれませんし、その反対もあります。何かを正しいと信じ、強く主張することは、暗に誰かを傷つけることにもなりかねません。
「不正解」や「非常識」は、本当はあなた基準でしかない、ということに気づければ、争いから解放されるのです。人の常識を、寛容に受けとめることです。それは、「正しさ」の追求よりも、大切なことです。人の「正しさ」も、あなたの「正しさ」と同じくらい大切なのだと、理解することです。円滑な社会の営みや、円満な人間関係の育みは、本当は「常識」にも「非常識」にも偏らない意識にあるのだと、心からの理解が求められているのです。
「常識を疑え」といわれても、戸惑うでしょう。何を頼りに生きていけばよいのか、分からなくなるかもしれません。でも、それで良いのです。混乱こそがチャンスで、スタートなのです。それでもあなたが、「譲れないものがある」「私はこういう人間なので、変えられない」と、強くアイデンティティを主張するのなら、争いの人生なのだと覚悟するしかないでしょう。
もし、そうした「信念の人」と関わることがあるとしたら、あなたはその相手の「常識」を寛容に受けとめ、理解してあげるのです。その姿は反面教師となり、学ぶチャンスに巡り合えたあなたは、とてもラッキーです。
何かに頼って生きるのはラクかもしれませんが、同時に苦しさも生みます。それは、「正しい」か「正しくない」かの、基準をつくってしまうからです。融通の利かない基準に囲まれて生きるのは、苦しいものです。苦しみのあるところには、「我」という「常識」があります。だから、常識に「頼らない生き方」も、一つの生き方なのです。この本当の理解は、日々の生活で実践して得られます。ぜひ、はじめの一歩を踏み出してください。
常識とは十八歳までに身につけた
偏見のコレクションのことをいう。
アインシュタイン
まとめ
【妖魔・非常識ワールドへご招待】常識が「苦」の原因だった!
- 世の中は、誰かを中心には、動いていない。
- あなたの持つ「正しさ」は、必ずしも誰もが持つ「正しさ」ではない。
- 誰かと共に生きるということは、「非常識」の世界。
- 人生をラクに生きるカギは、「不正解」と「非常識」を受け入れること。
- 常識に頼って生きるのは、実は苦しい。
著者プロフィール
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運命学研究家&鑑定士を生業としています。
運命が教えてくれることは、生きることの楽しさと奥深さですが、
それを心から感じられるようになるには、
常に「今」という瞬間を、素直に誠実に向き合うことです。
ここではお伝えできる限りを綴らせて頂きますが、
その本質はあなたが、直に経験していく中からつかみ取ってほしいです。
その後押しができましたら幸いです。
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