夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
「クリエイティブ」という言葉は外来語ですが、日本語の中では日常的に使われています。
例えば、「クリエイト職」「クリエイター」といえば、音楽やイラスト、動画などを制作する人を指しますね。使い慣れているので、直訳するとなると案外悩んでしまうかもしれません。
しかし、そういった職種でなくともクリエイティブな発想が必要だと、本田直之さんと四角大輔さんは語ります。果たして、クリエイティブとはいったい何なのでしょうか?
本田直之&四角大輔から見る「クリエイティブ」の意味
本田直之さんと四角大輔さん
本田直之さんはシティバンクなどを経て、ベンチャー企業への投資育成や著書の執筆などをしながら、日本とハワイを往復して生活するデュアルライフを実践しています。
また、「レバレッジ」という少ない投資・労力でより大きな成果を出す仕事術を中心に著書を発表しています。一方で、趣味のサーフィンに打ち込むためハワイ移住し、自由な生きかたを追求しています。
本田さんの盟友でもある四角大輔さんは、レコード会社に就職し、絢香やsuperfly、CHEMISTRYのプロデューサーを経て、現在はニュージーランドの湖畔で自給自足の生活をしながら、釣りを中心としたアウトドア関連の仕事、著書やコラムの執筆などをしています。
四角さんは、「人はみな生まれながらにアーティストである」ということを信条に、そのひとそのひとの個性が生かせる社会になるよう、日本の若者たちに向けて執筆活動をしています。
ひよこ男爵
どうやったらできるのか?今までと違うやり方はないか?と考え続けることが、クリエイティブに生きるということ。
『会社やオフィスってこういうものだ』というきめつけがなく、「自分たちが働きやすい環境ってなんだろう?」とクリエイティブに考え続けて、学生時代から会社をつくってきた。
モバイルボヘミアン 本田直之著
相手の言いなりにならざるを得ず、挑戦的でクリエイティブな提案はできなくなる。
自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと 四角大輔著
こうやって見ていくと、クリエイティブという言葉は動画とか音楽とかイラストは関係なく、日々の仕事や考え方に対して使われていることがわかります。いわゆるクリエイター、というよりはビジネスマンに向けて彼らは「クリエイティブ」という言葉を使っているのです。
「クリエイティブ」の意味
「クリエイティブ」、すなわち”creative”は「創造力のある」という意味であり、創作活動に使うのが普通です。しかし、前述の通り、本田さんも四角さんも決して創作活動の話として「クリエイティブ」という言葉を使っているわけではありません。
ここでいう「クリエイティブ」とは果たして、どういう意味なのでしょうか?二人が「クリエイティブ」という言葉をどのようにとらえているかがよくわかる文章を抜粋してみす。
心の声
四角さんはここで、「当たり前のように使っているベーシックな能力」と言い切っています。しかし実は、”creative”という言葉には、「独創性がある」という訳し方もあるのです。
何に対して独創性があるのかというと、「それまでのやり方」に対してです。例えば、「会社のオフィスって」で始まるくだりは、facebookやGoogleのオフィスの話です。それまでの既存の会社のオフィスに比べて、これらの会社のオフィスは独創的、すなわち、クリエイティブだという話なのです。
独走する「クリエイティブ」
今、巷で使われている「クリエイティブ」という言葉を見ると、一体どのような意味でつかわれているのかよくわからないことがあります。
奇抜なファッションに対して「クリエイティブを気取って」という風に表現していて、でもその文章に「独創的」という言葉を当てはめても、意味が通りません。
なんでも外来語で解決しようとするひよこ
もっとも、はっきりとした日本語で言い表せないときなどは、確かに外来語は便利です。しかし、ニュアンスだけを重視して外来語を使っていると、この「クリエイティブ」のように言葉だけが独り歩きしてしまいます。
そうなると、ひとりひとりがその言葉に勝手なイメージを持つことになります。当然、使う側と受け取る側のイメージがずれていれば、伝えたかったニュアンスも伝わりません。
本田さんも四角さんも海外に拠点を置き、常に英語を話すような環境で生活しているからこそ、このように”creative”という言葉の持つ「独創的な」という本来の意味を活かした使い方ができるのかもしれません。
言葉の意味をしっかりと捉えて伝えることが、「クリエイティブな」活動には必要ではないのでしょうか?「独創的で」あることは、なかなか他人には理解されないことなのですから。
住居は監獄ではない。
装飾する自由を取り戻しなさい。
ココ・シャネル
まとめ
本田直之&四角大輔から見る「クリエイティブ」の意味
- 「クリエイティブ」とは、決して創作活動だけに使う言葉ではない。
- 「クリエイティブ」には「独創的な」、つまり、「常識にとらわれない」という意味もある。
- 外来語をニュアンスで使わず、言葉の意味をしっかりと捉えよう。
著者プロフィール
- 2015年にピースボート地球一周の船旅に参加し、現在は仮面ライダーの記事を中心にフリーライター業。また、埼玉を中心に、道端の野仏から日本の民俗を研究している日本民俗学ファン。現在、船旅や日本民俗学などをテーマにしたブログ「僕らは旅人」を展開中。
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