夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
あなたは、毎日がつらいと思うことはありませんか?こんなに苦しいのに誰も分かってくれないとか、生きているのがつらいとか、悩むことはありませんか?
実は私も、うつ病で病院通いしていて、苦しみがつづくことがあります。特に昨年は、ひどい状態でした。
今回は私の経験から、つらい状態で苦しんでいる人のための、「悩みにくくなる方法」をお伝えします。
【コペルニクス的転回】うつ病でも悩みにくくなる考え方
無責任な同情論と自己責任論
うつ病患者に対して投げかけられる言葉は、次のようなものです。
- 誰でもうつ病になる可能性がある、うつは心の風邪、といった軽い同情論
- 「会社を辞めればいい」「自己管理の問題」とする重い自己責任論
私の経験からいいますと、どちらにも真剣に耳を貸さない方が、あなたのためです。
- まず同情論については、一見あなたを気遣っているようですが、うつ病の特効薬はありません。風邪はこじらせなければ一週間で治りますが、うつ病は時間がかかるものです。私ももう15年以上たちますが、まだ通院しています。どんなに周りの人たちの協力があっても、治すには時間がかかるものです。不治の病ではありませんが、治るまで相応の時間がかかる病気なのです。
- 自己責任論ついては、あなたをそういう状況に追いやっておきながら自分を正当化しようとしたり、うつ病の人を馬鹿にしている発言です。こういう人たちは、何かにつけ自分より弱い対象を探しては、イジメをして己のチカラを確認をするのです。
これらの無責任な発言は、すべて無視してください。反論や悲観は、ヤツラの思うツボです。
うつ病で悩みにくくなる考え方
考え方その一:「真面目さ」「几帳面さ」をゆるめよう
あなたは、仕事に「使命感」をもっていたり、あるいは「希望」を夢見て仕事をしていませんか?残念ながらそんなものは、とうの昔からことごとく打ち砕かれているのです。あなたはもちろん、あなたの上司や先輩も、そうです。大抵の人は諦めてブロイラーのように「無心」に仕事をこなしているか、生活のために自分をごまかしながら仕事をしているにすぎません。あなたの「几帳面さ」や「真面目さ」は、上司や先輩の出世のエサです。あなたはもう少し、「ゆるく」考えるべきなのです。
でも、「下手な手抜きの仕事は、自分の評判を落としてしまう」とか「最悪会社を辞めさせられる」とか、今思いませんでしたか?まずは、その条件反射的な考えを、少し緩めることです。確かにいい加減な仕事は、あなたの心配するような結果を招いてしまうでしょうが、真面目にやっても結果が同じなのであれば、その方があなたにとって、より深刻なダメージとなります。あなたがもし、「仕事とはこうあるべき」とか、「絶対にこうしなければいけない」としつこくカタク考えている場合は、一旦その考えから「離れてみる」ようにしましょう。思いもよらない、いいアイディアが浮かんでくるかもしれませんよ?
考え方その二:「会社は、自分がいなくてもやっていける」「自分の人生は、自分がいないと回らない」と割り切る
企業に勤めている人は、つぎのような考えをもっているものです。
- これは、自分がいないとできない仕事
- うちは、自分がいないとやっていけない会社
残念ながら、これは大きな誤解であると断言できます。会社にとってあなたは、時と労力を搾りとる対象でしかありません。しかも、企業は搾りとって得た利益を、いざという時のために内部留保という形で還元しないようにしています。これらは実際には、一部の特権階級層の逃亡資金にすぎません。企業に「何か」あったときには、あなたの生活を保障してくれるものは何もないのです。そして、その時がいつやってくるのかは、会社のトップのみが知っています。
また、あなたの肩書や権限は、すべて会社から与えられたものです。別のいい方をすれば、会社がそれらをはく奪するのも、自由なのです。会社の肩書も権限も、「借り物」にすぎないのです。あなたが会社からいなくなっても、会社はあなたの代わりを探して、また役割を押しつけるだけです。そもそも、あなたがいなくては回らないという会社は、余裕がないということで、「何か」が起こるまで秒読み段階です。
あなたは、あなたの役割を果たせばいいのです。それ以上のことも、それ以外のことも、背負う必要はありません。どうしてもできなければ、これ以上のことはできませんと、きっぱり断りましょう。ちなみに、この程度の言葉で悪くなる人間関係は、退職後も永久に役立つことはありません。そんな関係では、なぜ自分がそのような発言をしたかを、相手がくみとろうとする意志がまったくみられないからです。
考え方その三:「遊び」「ヒマ」への罪悪感をなくそう
日本人はよく、遊びが下手といわれますね。昔から日本人は、「遊び」や「ヒマ」を嫌い、「勤勉」や「従属」を美徳と教えられてきました。学校でも、社会でも・・・ あなたはどうですか?私も最近まで、遊びやヒマに罪悪感を抱きながら働いてきました。その結果、いつの間にか社畜となってしまい、自分で自分を追いつめていたのです。
私の場合は、大好きなゲームに夢中になるという壮絶で過酷な訓練(?)により、この罪悪感を消すことができました。
- ゲームをする前に、目標を決める
- プレイ中は、ゲーム以外のことを考えない
- 終わってから、達成度を自己評価する
これを試してみて、罪悪感なんて捨てたほうが、ゲームの腕が上達するということが分かりました。
あなたはもし、何もしたくないのであれば、積極的に休んでもいいのです。その際、罪悪感が浮かんできても、まったく考えないことです。うつ病にとって、何であれ罪悪感を抱くのは、毒でしかありません。周囲が責めたてるというのであれば、そこからひとり離れることです。
- 会社は、自分がいなくても大丈夫。
- 自分は、自分しかいないから大事にする。
- 仕事も、休みも、遊びも、すべては大切な自分の人生。
このことを忘れないでください。
考え方その四:病院に行くのは病人だから当たり前
うつ病の治療には、精神科のお医者さまに通い、相談して薬を処方してもらうことが重要です。私がうつ病になって分かったことですが、うつ病は「心」の病気ではなく、脳が過度にストレスに適応しようとして、条件づけされてしまった状態なのです。これを治すには、脳の条件づけを解く必要がありますが、自分一人では無理な話です。「脳の条件づけを解く = 自分を壊していく」ことですので、外部からコントロールする専門家がいなければ、なかなか大変です。
精神科に通うのを周囲に黙っている、という古い考えの人もいますが、そのような差別は問題視される時代です。病気なのですから、病院で治療するのは当たり前です。なお、精神科に行く場合は、事前に予約してからにしましょう。ある意味「幸い」な話ですが、今はあなただけでなく、実に多くの人が同じ病気で病院に通っているため、直接行っても新規の患者は受けつけてくれないことも多いでしょう。その際、かかりつけのお医者さまから紹介状をもらうことが必要になることもあり、参考までに私の場合、紹介状発行には5,000円かかりました。
私のうつ病の「悩み」の原因は、私自身が自分に課してきた「戒め=罪悪感」が原因だったと考えています。それは周囲から押しつけられたものであると同時に、いつの間にか自分で自分を縛りつけるようになってしまったものでもあります。うつ病「克服」のカギは、
自分の戒めを解き赦すこと = 罪悪感をなくすこと
だったのです。もし、あなたが罪悪感に囚われているようなら、自分で自分に赦しを与えてくださいね。
打てない時期にこそ、勇気をもって、なるべくバットから離れるべきです。勇気を持ってバットから離れないと、もっとこわくなるときがあります。そういう時期にどうやって気分転換するかは、すごく大事なことです。イチロー
まとめ
【コペルニクス的転回】うつ病でも悩みにくくなる考え方
まとめとして、あなたが勤めようとしている会社が、「ブラック企業」かどうかを見分ける“魔法の問いかけ”を教えましょう。面接官から、「他に何か質問は?」と聞かれたら、試してください。「あなたは何のために、ここで働いているのですか?」と面接官に問うのです。 生活のためとか、食べていくためとか、表面的な言葉でしか答えられない場合や、答えがすぐにでない場合は、残念ですが本質的にブラック企業といわざるを得ません。そしてほとんどの会社は、これに該当するでしょう。あなた自身も、自分に問いかけてくださいね。
著者プロフィール
- 元半導体関係の技術屋。ゲーム好きが高じて、気がつけばアキバ通い通算10年。ゲーム自体の腕はどちらかといえば下手な方。ユーザーの立場から解析するのが好きである。最近は謎解きにも興味あり。年寄りな方。
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