夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
現代は、うつ病という言葉が蔓延しています。うつ病を病気と捉える考え方が一般的になっています。病気と捉えることで、改善し、完治して、幸福に生きられるのであれば問題はありません。
考えるニャンコ
【うつ病は薬では治らない】その事実と策略を世に伝えた3人
増加するうつ病を含む「気分障害」総患者数
薬に頼らず「うつ」を克服した宮島賢也医師は、著書『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』の中で、うつ病を含む「気分障害」の総患者数の増加の実態ついて書いています。
厚生労働省による3年毎の患者調査
- 1996年43,3万人
- 1999年104,1万人
過去9年間で2,4倍に増えたことになります。この数字が何を現しているのかを考えると、精神科で治るはずのうつ病が、数字として結果に現れていないことがわかります。
うつ症状のあるクライアントにとって、投薬以外にも選択肢があるということ、またその選択肢こそ「対症療法ではない根本的な治療法」だと知ることができたなら?
へたれひよこ
最後の本には、単なる内気で外向性が乏しいというだけで、何らかの病気にされるという驚くべき内容が記されています。しかし、実は知らない人が多いだけで、現実に起こっている事実です。
選択理論のウイリアム・グラッサー博士
選択理論?何だか難しそう、と感じるかもしれませんね。しかし、ここでお伝えしたいことは、難しい理論を理解することに視点を置いていないので、ご安心ください。選択理論を提唱したウイリアム・グラッサー博士は、50年以上も前から精神症状に薬を使うことに疑問を持っていました。
不安なコアラ
うつ症状・統合失調症などの精神症状を治したいと願うクライアントは通常、精神科で薬をもらって、「改善できる」「完治できる」と願って飲みます。その結果、精神症状が治るということよりも、薬を飲み続けた副作用などで、以前よりも更に症状が悪化するという事実があります。
確かに著しく酷い症状の場合は、一時的に薬で症状を緩和する必要性があるかもしれません。しかしうつ病は、その人の考え方や生き方など、心の問題から発しています。心の問題は薬ではなく、カウンセリングで対処していく必要があることを、グラッサー博士は提唱していたのです。
博士はどのような人物だったのでしょうか?まず、人物像に簡単に触れてみることにします。
グラッサー博士は1925年に生まれ、自身の精神科医としての経験の中で、薬を使う精神医療に疑念を持ち、独自のカウンセリング技法「リアリティ・セラピー」を確立。1965年に発刊しました。
グラッサー博士はこう述べています。
「これは、向精神薬なしでの成果である。クライアントの心理的問題からくる症状がどんなに重症でも、薬を処方したことは一度もない」
その後1998年『グラッサー博士の選択理論』を出版し、精神医療の研究を始めて以来、自身が求めていた精神保健(メンタルヘルス)の道を確立しました。
わかりますよ。本当に落ち込んでいらっしゃる。
でも、あなたの抱えている本当の問題は、不幸という人間の持つ一般的な問題です。
不幸な時というのは精神が望むほどには健康ではないのですが、それは精神疾患ではありません。
私は、幸福と精神の健康とは同じだと見ているのです。
ウイリアム・グラッサー著『警告』より
分かりやすく解説すると、ここでいう「あなた」とは、惨めで落ち込んでいるクライアントのことで、その現状は不幸です。そして、医師が何と言おうとあなたは精神病ではありません。うつ病でも脳の化学物質がバランスを崩しているのではない。という話しているのです。
さて、あなたは疑問に思うのではありませんか?
あれ?
しかし、カウンセリングでその不幸な状態が改善することは、50年以上前すでに実証されているのです。あなたの持っている一般的な知識とは違っているので混乱するかもしれませんが、この問題がとても深刻なだけに、あえてあなたに伝えたいのです。
薬のような対症療法でなく、根本的に自分の問題を解決あるいは改善できると信じる事が必要です。もしあなたにうつ症状があったなら、薬についての問題点を早くから指摘していたグラッサー氏のメッセージを理解してください。
もう1つの選択肢であるカウンセリングが、自分自身の根本的な解決の気づきとなり、あなたに必要なものなのです。
栄養療法のライナス・ポーリング博士
栄養療法とは、ライナス・ポーリング博士が提唱した療法です。体の栄養状態から、必要なビタミン、ミネラル、糖質、脂質、アミノ酸などの栄養素を充分補うことで、統合失調症、うつ病、精神疾患などさまざまな病気を改善しようとする療法です。
海外では1960年代から、精神疾患領域の治療として始まりました。統合失調症の患者はビタミン3(ナイアシン)が異常に少なく、それを大量にとると症状が改善されました。
ひらめきうさぎ
適切な栄養の基礎
- ゆっくり食べる
- よくかむ
- 食事を抜かない
- 野菜や果物、豆類の割合を多くする
食物から栄養素を摂るだけでは病気が改善しない人には、良質のサプリメントを摂ることも奨励されています。しかし、栄養療法をここでお勧めしているのは、高額なサプリメントを摂ることではなく、あくまで口から良質の食べ物(特にタンパク質)を摂って、脳の活性化につなげることができるという情報をお伝えすることが目的です。
ここまででうつ症状を治す、あるいは改善する2つの療法について述べてきました。あなたが信じている常識や信念をくつがえして、もっと他に、あなたを幸福にする選択肢がある事を知っていただけたら幸いです。
クリストファー・レーン
本のタイトルは、『Shyness:How Normal Behavior Became a Sickness』日本語訳は「乱造される心の病」です。つまりShynessは日本語で内気という意味ですが、アメリカにおいては内気が精神症状とみなされ、病気と診断され、薬を処方するという策略が為されています。
証明できる具体的な根拠が何もないというのに、薬がどれだけ乱造されてきたのか?という視点で書かれたクリストファー・レーン氏の問題作です。これを読むと世の中の本当にやりきれない社会の縮図が理解できます。
内気は、以前は内気で良かったけれど、社交性を大事にするアメリカなどでは、内気を病気と捉えるようになりました。
- 思慮深い
- 注意深く観察する
- 言葉で話すことより、書いたり表現したりする
これらの、その子供が本来持っているすばらしい点を評価せず「しゃべれない」というだけで病気とし、薬を投与する方法です。
天使
あなたの子供がもしそのように指摘されたら?内気であるために薬の投与を薦められたら?そのような状況は、誰の身の上にも起こってくる可能性があるのです。
例えば自分の子供が、学校で積極的に話せない、皆の前で発表ができない、言いたいことをはっきり言えないと指摘された時です。
それだけでなく、その子には「学校から精神疾患として精神科を薦められる」という道が用意されています。仕立てあげられた病気によって精神科の門をくぐらされ、その子が本来持っている「内気としての良さ」は抹殺されてしまうのです。
薬によって、人としての自由や楽しみが葬られてしまうのです。本当に子供にとって必要なことは何でしょうか?
ふわふわお化けさん
このような点を踏まえた上で、うつ病で、現在これから自分自身をどのようにすればいいのかで迷っているあなたに、方法は1つではなくて選択肢がある!という事をお伝えしました。これからも必要と思われる情報を発信していく予定です。あなたに何らかの発想の転換があることを願って。
今晩一晩は我慢しなさい。
そうすれば、この次はこらえるのが楽になる。
そして、
その次はもっと楽になる。
ウィリアム・シェイクスピア
まとめ
【うつ病は薬では治らない】その事実と策略を世に伝えた3人
- うつ病は、その人の考え方や生き方などの心の問題から発しているので、心の問題は薬ではなくカウンセリングで対処していく必要があることを、グラッサー博士は50年前から提唱
- 栄養療法は必要な栄養素を充分補うことで、統合失調症、うつ病、精神疾患などさまざまな病気を改善しようとする療法
- 「乱造される心の病」アメリカにおいては内気が精神症状とみなされ、病気と診断され、薬を処方する策略が為されている
参考文献
『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』宮島賢也著
『乱造される心の病』原題 Shyness How Normal Behavior Became a Sickness クリストファー・レーン著
『警告!あなたの精神の健康を損なうおそれがありますので精神科には注意しましょう 』『グラッサー博士の選択理論』ウィリアム グラッサー 著
著者プロフィール
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足立 由紀子☆兵庫県芦屋市在住
2012年:薬を使わない精神科医・宮島賢也先生のメンタルセラピスト養成講座をきっかけに、薬で病気は治らないことを知り、根本を解決するためには、こころの問題を解決する必要があることを実感する。
2013年:相談室DMDメンタルハウスを設立。たった1つの思いこみ(ビリーフ)を 解消して、自分らしさを取り戻すセラピーを目指す。
2017年:夢を叶える145に参画。
運営:うつ相談、アラフォー悩み相談、メンタルセラピー、匿名電話相談
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