夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
「GABA(ギャバ)」って聞いたことありますか?「GABA入りチョコレート」や「GABA入りサプリメント」なども販売されています。このGABAは「ストレスに必要不可欠な成分」として、リラックス効果が高いことで注目されている“癒し”の成分なのです。
GABAとは、哺乳動物体内にも存在するアミノ酸の一種で、神経伝達物質として働き、ストレスの原因となる興奮ホルモンの分泌を抑制する効果が期待できます。脳の興奮を抑制するリラックス効果や血圧降下作用による高血圧予防効果などが期待されています。
今回はGABAにいて、その効果・効能や摂取方法などについて詳しくお伝えします。
癒し成分GABA(ギャバ)でイライラ・情緒不安定・緊張感・ストレスを解消!
GABAって、なに?
「GABA(ギャバ)」の正式名称は「γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)」で、頭文字を取って、一般的に“GABA(ギャバ)”と略称されています。私たち人間の体内にも存在するアミノ酸(タンパク質)の一種で、“リラックス効果”があるとして、特に注目されている成分です。
アミノ酸(タンパク質)と聞くと、筋肉などの細胞の構成成分をイメージしてしまいがちですが、GABAは脳や脊髄で「抑制性の神経伝達物質」として働いています。脳の興奮を鎮めてリラックスさせる役割を果たしていることで、注目を浴びています。
私たちが興奮状態になると、脳内ではアドレナリンやドーパミンといった“興奮系”の神経伝達物質が活発に分泌されます。そこでGABAは、これらの興奮系の神経伝達物質の分泌を抑制してリラックス状態にしてくれる“癒しホルモン”なのです。
私たちはストレスにさらされています。パソコンやスマートフォンや携帯電話、ゲームタブレットなどの電子機器の普及で、深夜でも脳を休めることなく酷使しています。脳は、リラックスして癒されることなく、絶えず興奮状態に置かれています。
泣きむしヒヨコ
GABAは、睡眠中の特に深い眠りに入っているときに、体内で生成されています。しかし現代社会はストレスで溢れており、疲労やストレスが蓄積された興奮状態では、睡眠不足となり深い安眠状態は期待できません。
疲労やストレスによる不眠状態では、新しいGABAの生成能力は衰えてしまいます。したがって元々体内にあるGABAは、疲労やストレスをリラックスさせるために消費されて、常に不足気味となっています。
つい少し前までは、食べ物から摂取したGABAは、脳内関門を通過することができずに脳への到達が無理なので、食べ物から摂取しても無意味だとされてきました。
ところが近年の盛んな研究の進化によって、食べ物から摂取したGABAも脳内に届くことが判明し、体内のGABAの不足は、食べ物から補給できることが分かってきたのです。GABAの1日の摂取目安量は、30mg~100㎎とされています。
GABAの効果・効能
GABAは、脳内で抑制系の神経伝達物質として働き、脳内の血流や酸素供給を活発にして、脳細胞の代謝機能を高める作用があります。脳が興奮状態になると、興奮系のホルモンであるアドレナリンが活発に分泌されます。
夢見るシロクマさん
リラックス効果
私たち人間は、リラックスしている状態では、「α波」という脳波が多く発生されています。GABAには、このリラックスをもたらすα波を発生・増加させ作用があることが、多くの研究で明らかにされています。
私たちがストレスを感じると脳が緊張状態になり、交感神経が刺激されて神経が高ぶることで興奮状態となります。GABAは、副交感神経を刺激して、交感神経と副交感神経のバランスを保ち、興奮状態を解消することで体と心をリラックスさせて落ち着かせるのです。
体内のGABAの量を充足させることで、自律神経のバランスの崩れを防止し、体と心のリラックス効果をもたらしてくれます。
睡眠導入効果
GABAは、睡眠と深い関わりを持っています。疲労やストレスが蓄積された興奮状態では、なかか寝付かれずに睡眠不足となり深い安眠状態は期待できません。しかしGABAは、このような興奮状態をリラックスさせて質の良い睡眠へと導入してくれます。
またGABAは、睡眠中に体内で生成されています。不眠状態が続くとGABAの生成能力が衰えて、体内のGABAの量が不足してしまいます。毎日の食事からGABAを補給することで、睡眠不足を解消することができます。
血圧を下げる効果
GABAの研究は近年にますます盛んになり、多くの動物実験やヒトの臨床試験において、さまざまな生活習慣病を改善させる効果があることが明らかにされています。これらの優れた効果を発揮するGABAは、いろいろな特定保健用食品(トクホ)に認定されています。
GABAには、腎臓の働きを活発化させる作用があり、高血圧の主原因となる塩化ナトリウム(塩分)を排出する効果があることが分かっています。しかも、正常血圧には作用せず、高血圧に対してのみ血圧降下作用を発揮するという優れものなのです。また血圧上昇の原因となる、興奮系ホルモン・アドレナリンの分泌も抑制する作用があります。
コレステロール・中性脂肪の抑制効果
GABAは、肝臓や腎臓などの内臓器官の働きを活発にして、余分なコレステロールや中性脂肪の生成を抑制する効果があります。肝臓はエネルギーの代謝活動を行い、腎臓は老廃物を排出する働きをしています。これらの活動が活発に促進されることで、余分な脂質がコレステロールや中性脂肪として蓄積されるのを予防してくれるのです。
GABAを含む食べ物やサプリメント
GABAは発芽玄米やチョコレートに多く含まれていることが研究で明らかになっています。
チョコレートには「GABA」と明記された商品も出回っており、最近では血圧の高圧効果によって特定保健用食品(トクホ)の認定を受けた、大正製薬の「ナチュラルケア」やヤクルトの「プレティオ」などが知られています。またリラックス効果を期待するサプリメントでは健康家族の「これがナイト」などがあります。
GABAを多く含む食品
ネコとピクニックのひよこ
発芽玄米やトマト、なす、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロン、みかんなどの野菜類や果物類、そして漬物、キムチなどの発酵食品にも多く含まれています。
- 発芽玄米:10 mg
- 玄米:3 mg
- トマト:60 mg
- ジャガイモ:35 mg
- みかん(温州):29 mg
- ぶどう:23 mg
- ナス:20 mg
- かぼちゃ:10 mg
- ぬか漬け:100 mg
- チョコレート:10 mg
GABAの生成にはビタミンB6が必要
GABAを体内で効率よく生成するためには、「ビタミンB6」が必要とされています。ビタミンB6はたんぱく質をアミノ酸に分解する補酵素として働き、GABAの合成を促進します。
ビタミンB6の不足は、GABAの生成に悪影響を与えるので、GABAとビタミンB6を同時に摂取することで、GABAの体内生成量を増やすことができます。ビタミンB6は、マグロやカツオなどの青魚に多く含まれています。
GABAは、もともと脳に存在する癒し成分です。興奮系のホルモンの分泌を抑えて、イライラ感や緊張感をほぐしてリラックス効果をもたらしてくれます。身近な一般的な食べ物に含まれているので、意識的に摂取することが大切です。
あなたもGABAをGABAGABA食べよう!
偉大な思想は胃袋から生れる。
ヴォーヴナルグ
まとめ
癒し成分GABA(ギャバ)でイライラ・情緒不安定・緊張感・ストレスを解消!
- GABAのリラックス効果は、ストレスを解消してくれる
- GABAが不足すると、イライラ・緊張・ストレスが増大する
- GABAは、ストレスの多い人は不足ぎみ
- GABAは、一般食品から摂取できる
- GABAは、質の良い睡眠で増加する
著者プロフィール
-
定年退職して無職浪人生活を送る大阪在住の男性です。
未来がどんどん少なくなって過去だけが蓄積されていきます。
有り余る時間を活用して、元気になれる!勇気がもらえる!ような
記事が書けるよう日々奮闘しています。
「未来呼人(みらいよびと)」は、わたしが未来を呼べる人ではなく、
夢ある未来を呼びたいなぁ!という願望を込めて命名したもの。
世の中の多くの人々から元気と勇気をもらいながら、わたしも
元気と勇気を発信して共有していきたいと願っております。