夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
あなたは、自分より立場が上の人に、自分の意見を述べることができますか?自分より下の人に、優しくすることができますか?ニッポン人は、このようなことができる人は、もはや絶滅しかけています。上にはこびへつらい、そのストレスを下の者にぶつけるという、嘆かわしい状況です。このことが、小さな集団だけでなく、歴史的に国レベルで染みついた根性となっているのが、今のニッポンという国なのです。
今回は、幸せをなくし遠ざけている最大の原因ともいえる、弱いものを虐げ、強いものには巻かれているニッポンというものに、焦点を当てます。
【幸せの存在する国? ニッポン④】弱きを虐げ、強きに巻かれる☆いじめの代償
強いものに巻かれる国
歴史を勉強したことがある人であれば、今一度、思い出してください。ニッポンという国が、どれだけ強いものに巻かれているか、ということを。思えば、江戸時代末期まで、本格的な外国からの侵攻と言えば元の国しかなく、しかも神風という偶然の気象条件で退けたのをいいことに、自分天下と調子に乗っていたのがニッポンという国でした。黒船襲来以降、ニッポンという国は、すべて強いものには巻かれろ、と言わんばかりの外交姿勢をとっています。とくに、第二次世界大戦で、(よせばいいのに)ドイツ・イタリアと手を組んだ上、物資不足という現実に目を背けて一旦はアジアを掌握寸前までいったことで、降伏を先送りにしたあげく、原爆をとどめに落とされて、敗戦という事態を招く結果となりました。可哀想なのは、意思に関係なく、祖国に忠誠を誓い犠牲になった兵士やその家族です。以降、外交姿勢は、いまだに弱気な姿勢をとっています。
そのしわ寄せか、自国民を様々な手段(借金を盾にした増税、年金支給額や雇用保険料の減額、生活保護受給資格の厳格化・支給者への差別等)でいじめることで、憂さを晴らしているのが、ニッポンという国の嘆かわしい現状なのです。
弱いものを虐げて喜ぶ国
ニッポン人は、弱い立場の人間には、とことん偉そうで強い態度を見せます。その一方で、自分が弱くなると、つぎのような態度をとります。
- 自分が見下していた人間に、忠誠を尽くす(ふりをする)駄犬タイプ
- それでも自分が偉いと言わんばかりの態度をとる強がりタイプ
- こそこそ隠れ逃げ回る臆病タイプ
こういった連中は、とにかく自分より弱いものを虐げて喜びます。社会での強さなど、所詮は相対的なもの、強い時もあれば、弱い時もあるというのに。あなたは、そんな人ではないですよね?もし、思い当たることがあるのなら、今すぐ改めた方があなたのためです。
へたれひよこ
あなたが弱くなった時、損得感情なしに、近くに寄り添ってくれる人はいますか?いないときは、一刻も早く、信頼関係を築くようにしましょう。あなたが力を失い、気がついたら誰も周りにいなかったと嘆く前に。
ここで、寄り添ってくれる人と、そうでない人の区別の仕方を紹介しましょう。
- 本当につらい時に、自分のそばにいて励ましてくれ、甘やかしでなく共に助け合える人は、本当の味方
- 自分が強くなってから近づいてくる人は、ただの他人
他人は、あなたに関係なく、まるであなたの強さが自分のものであるかのようにふるまい、弱い者いじめを平気で行ないます。自分自身には強さも何もないのに。
イタリアの思想家マキャベリ(福本伸行のマンガで有名)も、つぎのように述べています。
人は、最終的には必ず裏切る。
ここで言う「人」とは、他人のことです。他人は、あなたと共にいる利がなくなれば、あっさり去っていきます。一流企業に勤めていた人の家族が、リストラされたとたんに離婚するという話をよく聞きます。彼ら彼女らが、結婚する時の誓いの言葉は何だったのでしょうか?よく、神の前で平気でうそをつくことができるものだと、私はあきれて聞いています。所詮は、他人のなせる業、といったところでしょうか。
あなたは、弱い者いじめの代償がどんなものか、分かりますか?
かつて、私を中学から高校まで、いじめていた人がいました。中学はともかく、高校まで同じだったため、逃げようがありませんでした。大学になって別れ、その後、私は県外で仕事をしていた時のことです。いじめの加害者である当の本人が、バイクで事故を起こし、亡くなったとの報告がありました。正直、特に何の感情も湧きませんでした。ただ、因果応報だと納得しました。その後も、正社員・派遣と人生を送ってきましたが、行く先々で、私をいじめていた人がいた会社は、例外なく、この世界から消滅しています。いじめていた人の行く末など、知る由もありません。イジメている人は、いつまでも自分天下だと思いたいのでしょうが、必ず大きな代償を払うこととなります。逃げれば逃げるほど、最後には命で支払うことになるのです。
名誉を失っても、
もともとなかったと思えば生きていける。
財産を失っても、またつくればよい。
しかし、勇気を失ったら
生きている値打ちがない。
ゲーテ
まとめ
【幸せの存在する国? ニッポン④】いじめの代償
もし、あなたがいじめを行なっているのなら、今すぐにやめなさい。あなたの人生が、不幸の連鎖となる前に。そして、弱いもの・力なきものを助けることを恐れないことです。そのことが原因で、あなたが自分の立場を追われることとなったとしても、それは世代が変わるということです。自分が発展の基礎となる時がきたと思えばいいのです。人は永遠には、生きられないのですから。
著者プロフィール
- 元半導体関係の技術屋。ゲーム好きが高じて、気がつけばアキバ通い通算10年。ゲーム自体の腕はどちらかといえば下手な方。ユーザーの立場から解析するのが好きである。最近は謎解きにも興味あり。年寄りな方。
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