夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
人が美しく健康でいられるのは、「免疫力(めんえきりょく)」のおかげです。 空気中や食べ物には、さまざまな細菌やウイルスや有毒物が含まれています。これら有害な敵と戦ってくれているのが、免疫です。「免疫力」とは、病原菌などの「敵と戦う力」であり「自然治癒力」です。 免疫力が低下したりバランスを崩すと、肌荒れはもちろん、ガンやアレルギーなど、さまざまな病気にかかりやすくなります。体内では毎日、ガン細胞が発生しています。それでも発病しないのは、多くの免疫細胞が連携し、異常細胞を排除してくれているからです。免疫力が低下すると、どうなるか・・・
「免疫力」を詳しく知ることは、あなたの美と健康を大きく左右します。
【免疫】「腸」まわりくどく遠回りで「美肌」になる方法☆魔法の免疫システム
「自然免疫」と「獲得免疫」
「免疫力」とは、外部から侵入したウイルス、病原菌、異物、体内で生じる有害細胞などから、「体を守る力」のことです。免疫力が低下すると、多くの疾病(しっぺい:病気)を招きます。「免疫」とは、「疫(病)」から「免れる」と書きます。異物を“自己ではない非自己”と認識して除去する、自己防衛機能です。
免疫には、先天的な「自然免疫」と、後天的な「獲得免疫」の2つがあります。
- 「自然免疫」とは、もともと体内に備わっている防衛機能で、侵入した病原菌などと戦い、24時間休まずに体を守りつづけてくれます。
- 「獲得免疫」とは、ある特定の病原菌に一度感染し、回復して得た抵抗のこと。2回目以降は、同じ病気にかかりにくくなります。
「白血球」と「NK(ナチュラルキラー)細胞」
免疫は、「自己防衛システム」です。体全体のさまざまなシステムと連携して、非常に複雑です。
免疫システムを司る主役は、「自然免疫」系の白血球(マクロファジー・リンパ球・顆粒球)です。見張り役のマクロファジー(白血球)は、外敵侵入を察知すると、NK(ナチュラルキラー)細胞に指令し、ウイルスや病原体を攻撃します。 さらにマクロファジー(白血球)は、「獲得免疫」系のヘルパーT細胞に、外敵侵入の情報を伝達し、ヘルパーT細胞の号令により、キラーT細胞がウイルスや病原体を攻撃します。
これらの免疫システムの中で、非常に重要な役割を持つのが、NK細胞。常に全身を回ってパトロールし、ウイルスやガン細胞を発見すると、すぐに攻撃してくれます。体内で常に発生しているガン細胞を排除し、ガンの発症を防いでくれているのです。
このように免疫システムは、いろいろな免疫細胞の連携プレイによって成り立っています。さらに、
- 白血球のシステム
- 自律神経システム
- エネルギー代謝システム
などとも密接な関係を保っています。これらの総合的なシステムのバランスが崩れると、免疫力の低下につながり、ウイルスや病原菌やガン細胞を攻撃できずに、病気の進行を早めることになるのです。
免疫力が低下する原因
(1)加齢
免疫力は、20代をピークに、30代から下降の一途を辿ります。40代ではピーク時の50%、70代ではピーク時の10%にまで低下します。30代半ばから、感染症など、さまざまな病気が増えていきます。また、高齢者にガンが多く、インフルエンザなどの感染症による死因が多くなるのも、免疫力の低下との因果関係が指摘されています。
(2)ストレス・不眠・タバコ
ストレスや不眠症は、自律神経やホルモン分泌へ悪影響を与え、免疫にも大きな打撃となります。自律神経がバランスを失うと、免疫を司る白血球も異常となり、免疫力が低下します。また、タバコには、タール、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質が含まれていて、中枢神経麻痺や血管収縮作用をもたらし、免疫力を低下させます。
(3)食の乱れ
栄養の偏り、過食、加工食品、添加物の摂取など、食の乱れは免疫を低下させます。免疫は、栄養素のエネルギー代謝システムとも、密接な関係にあるのです。
(4)冷え症
体温と免疫力とは密接な関係にあり、体温が下がると、免疫力も低下します。低体温では血流が悪化し、免疫を司る白血球の活動が鈍くなり、免疫力の低下を招きます。体温が1℃下がると、免疫力は30%低下します。
免疫力の低下がもたらす症状
免疫力が低下しているシグナルとして、「肌荒れが気になる」「疲れやすく体がだるい」「風邪を引きやすい」などの症状が出ます。
- 風邪やインフルエンザに感染しやすい
- アレルギー性疾患にかかりやすい(花粉症・アトピー性皮膚炎、喘息(ぜんそく)・蕁麻疹(じんましん))
- 肌荒れ、口内炎、ヘルペスなどを起こしやすい
- 食中毒にかかりやすい
- 疲労やストレスを蓄積しやすい
- ガン細胞の増殖とガン発症を早める
免疫力UP大作戦
(1)腸内環境を整える
腸内には、免疫細胞全体の約70%が存在します。重要な免疫の役割を担う「NK細胞」も、腸に多く存在しているのです。免疫システムを安定させるには、腸内の善玉菌を増やして、腸を活性化させることが重要です。
- 【乳酸菌やビフィズス菌】「乳酸菌」や「ビフィズス菌」は、腸内にすむ“善玉菌”そのものです。どちらも、発酵食品に多く含まれています。「乳酸菌」を含む食品は、「ヨーグルト」「ヤクルト」「チーズ」「納豆」「キムチ」「味噌」「醤油」「漬物(ぬかづけ)」「黒酢」などがあります。「ビフィズス菌」を含む食品は、「ヨーグルト」「納豆」「味噌」「醤油」「漬物(ぬかづけ)」「黒酢」などがあります。
- 【オリゴ糖】「オリゴ糖」は、ビフィズス菌の大好物のエサです。「オリゴ糖」を含む食品は、「大豆」「大豆製品(納豆や豆腐)」「タマネギ」「ゴボウ」「アスパラガス」。また、「バナナ」「牛乳」「ハチミツ」「味噌」「醤油」などにも含まれています。
- 【食物繊維】 「食物繊維」は、ビフィズス菌のエサとなるほか、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発化させ、便秘などによる腸内腐敗を予防し、悪玉菌を抑制します。「食物繊維」を含む食品は、「野菜類」「根菜類」「キノコ類」「海藻類」「豆類」「果物類」「穀物類」などです。
(2)抗酸化作用のある栄養素
抗酸化作用のある栄養素には、
- ビタミンA・C・E
- セレン
- ポリフェノール
などがあります。 これら抗酸化作用のある栄養素は、健康な細胞を侵食して免疫を低下させる“活性酸素“を抑制してくれます。
- 「ビタミンA・C・E」を同時に含む食品には、「ホウレンソウ」「コマツナ」「ニラ」「イチゴ」「みかん」「ぶどう」などがあります。
- 「セレン」を含む食品は、「納豆」「大豆製品」「ゴマ」「昆布、「ワカメ」「アサリ」「牡蠣」「豚レバー」などです。
- 「ポリフェノール」を含む代表的な食品は、「納豆(イソフラボン)」「みかん(へスペリジン)」「いちご(エラグ酸)」「ぶどう(アントシアニン)」「緑茶(カテキン)」などです。ポリフェノールとは、植物性の食べ物にはほとんど含まれている、色素・苦味・辛味・渋みなどの成分です。
(3)ストレス・不眠・喫煙対策
ストレスや不眠対策には、副交感神経を意識してリラックスして、規則正しい生活をすることが大切です。また、タバコのタールには、発ガン物質も含まれています。禁煙はできない人は、まずは節煙を心がけましょう。
(4)体温(36.5℃)を維持
冷え症の人は、適温の36.5℃に近づける工夫が必要です。「クーラーで冷やさない」「シャワーだけですまさず、お風呂にゆっくり入る」「薄着を控える」など。また、体温を上昇させる食べ物を摂取することも重要です。生姜の成分・ジンゲロールや、唐辛子の成分・カプサイシンには、血流を促進して、体温を上昇させる作用があります。
自己防衛システムが、どれだけすごいか、理解できましたか?免疫力は放っておけば、30代半ばから急激に落ちていきます。40代以降も病気にならず、美しく健康な生活をしたければ、免疫力を高める努力を人並み以上にする必要があります。
まとめ
【免疫】「腸」まわりくどく遠回りで「美肌」になる方法☆魔法の免疫システム
- 腸を整える。腸には免疫細胞の約70%が存在する。
- 抗酸化作用のある栄養素(植物)を摂る。
- ストレス・不眠・喫煙・冷え性を改善する 。体温が1℃下がると、免疫力は30%低下する。
著者プロフィール
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定年退職して無職浪人生活を送る大阪在住の男性です。
未来がどんどん少なくなって過去だけが蓄積されていきます。
有り余る時間を活用して、元気になれる!勇気がもらえる!ような
記事が書けるよう日々奮闘しています。
「未来呼人(みらいよびと)」は、わたしが未来を呼べる人ではなく、
夢ある未来を呼びたいなぁ!という願望を込めて命名したもの。
世の中の多くの人々から元気と勇気をもらいながら、わたしも
元気と勇気を発信して共有していきたいと願っております。