夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
“夢”と“勇気”を与えてくれた、感動の17日間(2016年8月5日~8月21日)・リオ五輪(ブラジル)。日本チームは、金12・銀8・銅21のメダル計41個と史上最多の獲得。アスリートたちの挑戦は、次のTOKYO五輪(2020年)へ向かっていきます。
世界最高の舞台・五輪で活躍する、一流のアスリート・・・
「果敢な挑戦」
「苦難を乗り越える忍耐」
「最後まで諦めない執念」
何よりも、「勝利の瞬間の達成感」に、応援する人全員が共鳴します。
感動シーンを再現しながら、共感の本質を探ります。
【情熱】リオ五輪の熱闘に感動!
夢をつかむ執念力と「勇気の共鳴」
【土壇場での大逆転!】
最後の最後まで諦めない不屈の精神と執念
「土壇場での大逆転!」で感動したシーンの代表としては、「男子体操個人総合での内村選手の土壇場逆転での金メダル獲得」と「女子重量上げでの三宅選手の銅メダル獲得」があげられます。
「体操の内村選手」は、五輪2連覇がかかった決勝で、全6種目中残り1種目の鉄棒だけを残して2位。1位との得点差0.901点は、誰が見ても絶体絶命の崖っぷちです。
ところが、最後の鉄棒で、最高の演技を行い、しかもピタリと“微動もしない着地”を決め大逆転。僅か0.099の僅差で金(頂点)を射止めたのです。最後の最後まで諦めない不屈の精神力と最高の演技を目指す強い執念力が夢をつかんだ瞬間です。
「重量上げの三宅選手」は、五輪の直前から患った、腰痛という窮地に立たされていました。この腰痛が本番で影響し、スナッチ81キロを立て続けに2回連続で失敗。3回目を失敗すればその場で“失格”となる、絶体絶命の崖っぷちです。
しかし、スナッチ3回目をクリアーして、続くジャークでも最終3回目に107キロをマークして、大逆転の銅メダル。夢を諦めない執念力と不屈の精神力に感動です。
【奇跡の復活!】
夢をつかむ執念力で苦難を乗り越える
「奇跡の復活!」で感動したシーンの代表としては、「男子柔道で全階級メダル制覇(東京五輪以来52年ぶり)」「女子シンクロでの団体とデュエットの両方で銅メダル獲得」「男子体操団体で12年ぶりの金メダル獲得」があります。
しかし、奇跡の復活の一押しは、何と言っても「女子競泳(200m平泳ぎ)の金藤選手の金メダル獲得」です。本人にとっては8年ぶりの五輪でやっと夢をつかみ、女子平泳ぎの歴史においては、24年ぶり(岩崎選手以来)の金メダルでした。
金メダルを狙える大輪と称されながらも、引退の危機を何度も乗り越え、必ず夢を叶えるという執念力で、やっとつかんだデカい夢。幾多の苦難の末、最高の達成感に震えた、感動のシーンでした。
【史上初の快挙!】
歴史を塗りかえた原動力は夢をつかむ執念力
「史上初の快挙!」で感動したシーンの代表としては、「陸上男子50キロ競歩での荒井選手の競歩界初の銅メダル獲得」「男子カヌーでの羽根田選手のカヌー界初の銅メダル獲得」があります。
しかし、史上初の快挙の一押しは、何と言っても「女子バドミントンでのタカマツ組(高橋・松友選手)のバドミントン界初の金メダル獲得」です。最後まで諦めない執念力とともに、完璧なチームワーク力でも感動したシーンでした。
【完璧なチームワーク!】
個々の執念が結束力を高める
「完璧なチームワーク!」で感動したシーンの代表としては、「女子卓球団体での3人娘(福原・石川・伊藤選手)による銅メダルの連覇」「男子体操団体(内村・加藤・山室・田中・白井選手)での金メダル獲得」があげられます。
完璧なチームワークで一押しするのは、「男子陸上400mリレー(山縣・飯塚・桐生・ケンブリッジ選手)による銀メダル獲得」です。
100mや200mの個人競技では、誰も決勝まで進出できなかった4人が、完璧なチームワーク力とバトンタッチの技術力で夢をつつかんだのです。
世界のトップランナーをメンバーに組入れた、強豪チームに競り勝ったのです。あのボルト選手率いるジャマイカに次いで、世界2位になったのですから。世界を驚嘆させた、完璧なチームワーク力を発揮したのです。
【壁を突破!】
新たな挑戦のはじまり!
「壁を突破!」で感動したシーンの代表としては、「男子卓球団体(水谷・丹羽・吉村選手)での卓球界初の決勝進出と銀メダル獲得」「男子テニスでの錦織選手の銅メダル獲得」です。
卓球でのエース・水谷選手は、団体決勝戦で対戦した中国の格上の世界ランキング3位の選手に競り勝ったのです。過去一度も勝てなかった壁を突破した感動シーンです。また、個人戦でも今までの五輪の壁を突破して、銅メダルを獲得したのです。
テニスの錦織選手(世界ランク7位)は、3位決定戦で格上のナダル選手(世界ランク5位)と対戦し、勝利をもぎ取って銅メダルを獲得。過去一度しか勝てなかったナダルという壁を突破した感動のシーンです。
壁を突破した卓球の水谷選手とテニスの錦織選手には、世界のてっぺん(頂点)がすぐそこに近づいてきているのです。新たな夢への挑戦のはじまりです。
【女王に賞賛!】
5連覇への夢を繋ぐ女王と4連覇の夢を断たれた女王
「女王に賞賛!」で感動したシーンは、両極端です。「レスリング女子の伊調選手の五輪4連覇を達成」「同じレスリングの吉田選手の4連覇を逃した悔し涙」です。
伊調選手の4連覇達成には、「やったー!あっぱれ!」という賞賛。
吉田選手の4連覇が叶わず泣き崩れる姿には、「えっ、まさか!?」という驚愕と、「それでも銀メダル!」「良く頑張ってきた!」という複雑な賞賛。吉田選手にとっては、金メダルで4連覇だけが夢をつかむことであり、銀メダル以下は夢ではなかったのです。その悔し涙には、勝てなかった無念さ、団長としての重責、応援者への謝罪など、さまざまな人間性が詰まっていたのでしょう。
2人の女王に賞賛!
達成感への共感・共鳴は、新たな勇気をもたらす
なぜ私たちは、戦う選手を夢中になって応援し、その活躍に感動するのでしょうか?
それは、人間には、素晴らしいコトに共感・共鳴する本能があるからです。素晴らしいコトとは、五輪でいえば世界の頂点に立つというデカい夢をつかむための執念力や、夢をつかんだ勝利の瞬間の達成感などです。
私たちは、夢をつかむために努力する選手たちの前向きな姿勢が素晴らしいと感じるからこそ、その競技の経過や結果に一喜一憂します。まるで自分が競技をしているかのように、熱中している時にはすっかり選手本人に成りきっているのです。
応援する人たちは、夢中になればなるほど、選手のデカい夢をまるで自分が背負っているかのように共有し、共感・共鳴して感動します。
トップアスリートの夢をつかむ執念力や、苦難に負けない不屈の精神力は、ケタはずれに強いのです。その執念力や精神力をスゴイと感じているからこそ、勝利した瞬間の達成感に感動を覚えるのです。
私たちは生きています。生きている限り、誰にでも叶えたい夢があります。その夢をつかむまでの道のりには、楽しいことよりも苦難の方がはるかに多いことも分かっています。その苦難を乗り越えるために必要なのが、豊かな人間力なのです。
一挙一動に一喜一憂、歓喜、驚嘆、興奮、賞賛、落胆、悲鳴、激励、喜怒哀楽に共感・共鳴、感動・・・これらは全て『生きる力=豊かな人間力』に必要な栄養素なのです。
五輪選手たちに感謝!ありがとう!
明日からも・・・強く生きていきます!
まとめ
【情熱】リオ五輪の熱闘に感動!
夢をつかむ執念力と「勇気の共鳴」
1.夢をつかむために必要な人間力とは
・果敢な挑戦心
・苦難を乗り越える忍耐力
・絶対に最後まで諦めない執念力
・勝利の瞬間の達成感
2.夢をつかむための執念力や、夢をつかんだ達成感には、人々が共感・共鳴し感動する
3.達成感に共感・共鳴することは、私たちの生きる力に新たな勇気を与えてくれる
著者プロフィール
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定年退職して無職浪人生活を送る大阪在住の男性です。
未来がどんどん少なくなって過去だけが蓄積されていきます。
有り余る時間を活用して、元気になれる!勇気がもらえる!ような
記事が書けるよう日々奮闘しています。
「未来呼人(みらいよびと)」は、わたしが未来を呼べる人ではなく、
夢ある未来を呼びたいなぁ!という願望を込めて命名したもの。
世の中の多くの人々から元気と勇気をもらいながら、わたしも
元気と勇気を発信して共有していきたいと願っております。