夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
前回は自分の求めるものを明らかにするために、定期的な「思考のメンテナンス」をオススメしましたが、今回はそうやってクリアにした頭で「どう問題に向き合うのか」というお話です。
人間はつい目の前にある問題を片っ端から解決したくなってしまう生き物ですが、正しいスタンスで問題に向き合わなければ、いつの間にか問題自体に埋もれてしまうことになります。
あなた自身にパラダイム・シフトを起こす方法~新しい「視点」を手に入れて夢や目標を実現する~その8
問題を定義してみよう
これまで「解決すべき問題」についてお話してきました。「自分は何を求めているのか?」ということが明確になっていないと、本来は解決する必要がない問題にすら、自らの人生の貴重な時間をとられてしまう可能性があるという内容でした。
しかし当然、私たちが夢や目標を実現するうえでは、問題そのものを「なかったこと」にすることはできません。あらゆる問題に見て見ぬふりをしていては、いつの間にか問題自体が大きくなって、我が身に降りかかってくるかもしれません。
COLT
夢や目的の実現において、自分が関わらなければならない問題を割り出し、自らの目的に近づくように解決をはかっていくということです。特にあなた自身の内面に関する問題は、じっくりと時間をかけて考えなければなりません。
多くの人が外部的問題だと決め付けている問題の多くは、その人の内面に起因することがほとんどです。たとえば、いつも重要なことを先延ばしにしてしまうため、なかなか夢の実現に必要な行動をとることができない人がいるとします。あるいは、ちょっとした批判に傷ついてしまう人もいるでしょう。
では、どうして物事を先延ばしにしてしまうのか?相手の言動に傷ついてしまうのか?といった事柄について自問してみてください。重要なのは「先延ばし」や「傷つく」というのは、ただの状態や概念であるということです。
先延ばしや傷つくという行為は、あなた自身の振る舞いであり、本来は外部とは関係のないことです。もう少し突っ込んで考えてみると、
それをもとに、あなたは「何をすべきなのか?」「どう振舞うべきなのか?」をじっくりと考える必要があるのですが、実はその前に重要なことがあります。それは何でしょうか?
あなたは「どうありたい」のか?
先決
もちろん、何をすべきかについても、最終的には具体的な答えを出さなければなりません。具体的な行動計画を立てなければ人は自らを目標に向かって動かし続けることはできないからです。
それによって、本来はさして重要でもないような問題に囲まれて身動きがとれなくなってしまうのです。そして、本シリーズで前回から提示している問い、「それは自分自身が本当に解決すべき問題なのか?」という悩みを抱えてしまうことになります。
人間は自らが「どうあるべきか」という視点を忘れてしまうと、いつの間にか自分にとって、何を問題とすべきなのかすら見失ってしまうものです。事実こういった「何をすべきか?」という問いが、その人のなかで重荷になってしまっているケースが非常に多いのです。
その結果、自らが人生で本当に大切にしたい価値観や信念が、どこかに置き去りにされている人が後を絶ちません。
あなたの夢や目的にとって、それ(問題)はどういう意味があるのか?
「何をすべきか」という問いには、その前提として(これまでのものに加えて)さらに色々な行動をとらなければならない、様々なことをしなくてはならないという意味合いが含まれています。多くの場合、回数を増やすとか、継続的に何かをしなければならないというニュアンスで理解されるでしょう。
「何をすべきか」を考える際は、もっと多くのことを学ばねばならないという風になりがちです。特にビジネス上の問題を解決しようとする場合、調査や研究に時間をかけ、データを収集して新しい戦略などを学ぼうとする人が多いでしょう。
へたれひよこ
そして結局、その解決策やアプローチは長続きせずに失敗に終わってしまうことになるのです。
まずは「何をすべきか?」「どう解決すべきか?」という問いの前に、自分自身が「どうありたいのか?」という問いについて明らかにしなければならないのです。そして夢や目的の実現にとって、それはどういう意味をもつのかを考える必要があります。それなしに、問題の解決に奔走するようなことがあってはいけません。次回に続きます。
お前がいつの日か出会う禍は、
お前がおろそかにしたある時間の報いだ。
ナポレオン・ボナパルト
まとめ
あなた自身にパラダイム・シフトを起こす方法~新しい「視点」を手に入れて夢や目標を実現する~その8
- 自らが解決すべき問題をしっかりと定義し、何を基準として解決をはかるのかを明確にしておかなくてはならない。
- 「何をすべきなのか?」「どう振舞うべきなのか?」という問いの前に、自分は「どうありたいのか?」という問いを自分に投げかけることが重要である。
- そうでなければ、自分の個性や強みとは無関係なアプローチで問題の解決に奔走しなければならなくなってしまう。そして結局、それは長続きせずに終わってしまうだろう。
著者プロフィール
- WEB制作・マーケティング業に従事。各種WEBメディアにて、ビジネス系記事の寄稿もしています。
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