夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
働く意欲があるのに、自分のやりたい仕事に就くことができずに「フリーター」でいる人が数多く存在しています。フリーターとは学校を卒業した15歳~34歳の若者で、正社員以外の就労形態(非正規雇用)で生計を立てている人です。いっぽう“若年無業者”と呼ばれる「ニート」も存在します。
2016年のフリーターに該当する人はおよそ155万人、ニートに該当する人は約57万人、完全失業者は210万人となっています。しかし2017年になって完全失業者数もフリーターの数も減少傾向にあるのです。
この現象は、2017年の雇用環境の好転の兆しが見える大きな変化と密接な関係があるようです。求人倍率が1.48倍となってバブル経済期の水準を上回り、さらに正社員の有効求人倍率は0.97倍となって、統計が取り始められた2004年以降の最高値となっています。
この兆候からは、企業が将来の人手不足の恒常化を懸念し長期の視点に立って、正社員の求人を増やしていることが伺えます。企業は長年の採用抑制により人材不足に陥っているようです。
フリーターやニートにとっては、“その気にさえなれば”、希望する職種や正社員として就活する絶好のチャンスが到来したと言えます。今こそ、将来の生活設計を立てるために、自分の希望する定職を手にするためにチャレンジすべき絶好機だといえます。
フリーターやニートに就活のチャンス到来!人材不足の恒常化と求人倍率の上昇!
雇用環境の現状と今後の傾向
直近2015年から2017年の3年間の求人倍率や完全失業者の推移を見てみると、雇用環境は、企業側の“買い手市場”から求職側の“売り手市場”へと、大きく転換する傾向にあります。
これまで正社員の採用を控え、フリーターなどのパートやアルバイト、派遣社員などに頼ってきた企業も、いよいよ正社員の人手不足という状況に陥る傾向が伺われます。フリーターにとっては、願ってもない正社員への採用のチャンス到来だと言えます。
求人倍率の推移
「求人倍率」とは、企業が求める求人数を求職者数(仕事を探している人)で割った数値です。2017年4月の求人倍率は1.48倍となっており、なんとバブル経済期(1990年)の1.46倍という高値を上回っているのです。しかも3月:1.45倍→4月:1.48倍と右肩上がりとなっています。
求人倍率1.48倍とは、仕事を探している求職者1人に対して1.48人の求人数があるということです。つまり競争率に換算すれば、0.68倍しかないということなのです。このことは、企業の人手不足が顕著になっていることを示し、完全に求職者側の売り手市場になっていることを意味します。
正社員の求人倍率は0.97倍となって、統計が取り始められた2004年以降の最高値となっています。このことは正社員の人手不足が顕著になり、企業が正社員の求人を活発化させていることを示しています。つまり2017年以降は、正社員を目指しての就活にとっても、絶好のチャンスと言えるのです。
就業者数と完全失業者数の推移
2017年(平成29年)の総務省統計局の労働力調査では、就業者数は6,583万人となっており、前年同月比で61万人の増加、しかも54ヶ月連続での増加となっています。そのうち雇用者数は5,848万人、前年同月比で87万人の増加で、こちらも54ヶ月連続での増加となっています。
いっぽう完全失業者数は192万人となっており、前年同月比で18万人の減少、しかも85ヶ月連続での減少となっています。また完全失業率の年間平均では、2014年:3.6% → 2015年:3.4% → 2016年:3.1% と減少傾向にあり、さらに2017年は2.8%で推移しています。
フリーターの現状と今後の展望
バブル崩壊後の2,000年頃からの“就職氷河期”でのフリーターの大量発生。それから17年経過した2017年には、ようやく雇用環境が好転する好材料が多く見受けられます。
ひよこ職人
フリーターの定義
- 「フリーター」とは、和製造語として生まれた「フリーランス・アルバイター」の略称で、「フリーアルバイター」とも呼ばれています。
- 「フリーター」は、正社員(正職員)以外の就労形態である契約社員(職員)・派遣社員・パートタイマー・アルバイトなどの非正規雇用で生計を立てている人を指しています。学校を卒業した年齢15歳~34歳までの若者が対象です。アルバイトをしていても、在学生であれば含まれません。またフリーターであっても35歳になれば、フリーターから外れます。
フリーターの大発生がクローズされた氷河期
バブル経済が崩壊した1993年以降は、多くの企業が正社員の雇用を抑制し、新卒の求人倍率が急低下していきます。学生たちは数十社を駆け回っても、内定が1つ取れるか否かの苦しい状況に陥るという“就職氷河期”が到来します。
2,000年~2,005年の“超氷河期”と呼ばれた期間では、大学を卒業した学生ですら、半数近くも正社員として就職できないというひどい状況下に置かれていたのです。この時の学生たちは「就職(正社員)を希望してもフリーターにならざるを得なかった」という、不利で過酷な環境悪化の状況下にあったと言えます。
これが、現在でも深刻な社会問題とっている“氷河期フリーター”の発生原因と経緯です。この“超氷河期”でのフリーター数は、【2002年:208万人 → 2003年:217万人2004年:214万人】となっています。
フリーターの現状
フリーター(15-34歳)の該当者は、2016年において155万人となっており、前年に比べて12万人の減少となっています。過去3年間でも減少傾向にあり。これは求人倍率の上昇や雇用者数の増加と関連していると思われます。
直近3年間のフリーターの推移
- 2014年:179万人(15歳~24歳:73万人、25歳~34歳:106万人)
- 2015年:167万人(15歳~24歳:70万人、25歳~34歳:97万人)
- 2016年:155万人(15歳~24歳:63万人、25歳~34歳:92万人)
フリーターの該当者数は、総数では年々減少傾向にあります。しかし25歳~34歳の高齢フリーターの割合は、【2014年:59.2% → 2015年:58.1% → 2016年:59.4%】と上昇傾向にあることです。
これはフリーターに該当する若年層(15歳~34歳)の枠から外れた、“フリーターではないパート・アルバイト“として35歳以上になっても残されていく人が多いことを示しています。35歳を超えても200万円以下といわれる年収で生計を立てることができるのでしょうか?
フリーターからサヨナラするチャンス到来!
フリーターでいる理由には、さまざまな個人的な思いや考え方があると思われます。しかしもし「就職(正社員)を希望してもフリーターにならざるを得なかった」とか「自分に合う仕事が見つかるまでフリーターで我慢している」「将来の生計が不安」などと思っているなら、今が立ち上がるチャンスです。
フリーターでの平均年収は、200万円以下とされています。この年収では、自分1人で生計を立てるにもギリギリで、結婚や子供を作るなどの生活プランは立てられません。もし将来の生活設計を切り開きたいなら、今すぐに就活を積極的に行なうべき絶好機だといえます。
ニートに該当する人であっても、何らかの理由で職業に就くことができずに「何か仕事をしたい」と思う人であれば、いきなり正社員ではなく、パートやアルバイトからでも今が就職のチャンスだといえます。
人間は、今置かれている自分の状況が自ら望んだ結果ではなくとも、長い時間が経過すると“しかたない”とか“当たり前”とか“我慢するしかない”とか、すこしずつ自分の意思とは反する妥協・惰性の世界に墜ちていきます。
「どうせやっても無駄だった」という“就職氷河期”を経験しているフリーター達にとっては、なおさらのことです。しかし、今の雇用環境の好転という変化に目を向けるべきです。あなたの将来の生活設計を左右する、大きな転機であり、絶好のチャンス到来なのです。
そこいらの連中みたいにブスブスとくすびりながら
不完全燃焼してるんじゃない。ほんの一瞬にせよ眩しいほどに
真っ赤に燃え上がるんだ。そして後には真っ白な灰だけが残る。
燃えかすなんか残りやしない…
真っ白な灰だけだ。
あしたのジョー
まとめ
今こそが、正社員という定職にむけて就活するチャンスである
- 求人倍率が上昇傾向にある
- 雇用者数が増加傾向にある
- 完全失業者数が減少傾向にある
- フリーター数が減少傾向にある
- 企業の正社員が人員不足の恒常化傾向にある
- やる気があれば、希望する職種の正社員になれるチャンスである
著者プロフィール
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定年退職して無職浪人生活を送る大阪在住の男性です。
未来がどんどん少なくなって過去だけが蓄積されていきます。
有り余る時間を活用して、元気になれる!勇気がもらえる!ような
記事が書けるよう日々奮闘しています。
「未来呼人(みらいよびと)」は、わたしが未来を呼べる人ではなく、
夢ある未来を呼びたいなぁ!という願望を込めて命名したもの。
世の中の多くの人々から元気と勇気をもらいながら、わたしも
元気と勇気を発信して共有していきたいと願っております。