夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
痛いの痛いの
飛んでいけ~
ケガをしたり、お腹が痛くなったとき、お母さんにナデナデしてもらった記憶はありませんか?優しくなでられて、魔法の言葉をかけてもらうだけで、不思議と痛みが飛んでいってしまうものです。大人になってからも身体のどこかがおかしいとき、自然と手をあててしまいますね。
この本能を体系化した、レイキヒーリングというものがあります。手当療法とも呼ばれていて、とても優しいヒーリングです。今回は、アチューメント(伝授)を受けなくてもできる、本格手当療法をお伝えします。
【波のチカラ】レイキヒーリング~自分で出来る手当療法~
レイキ(霊気)「はじめて物語」
レイキは、臼井甕男氏により創始されました。臼井氏はとても勤勉で、努力家でした。あらゆる分野を学び、数多くの職を体験する中で、人生の目的とは何かを探求するようになりました。「安心立命」の境地を目指し、禅の道に進み修行しましたが、どうしても納得する悟りを得ることはできませんでした。臼井氏は禅の師匠に相談すると、師匠は一言こう言いました。
「一度、死んでみることだな」
その言葉を聞いた臼井氏は大変なショックを受け、「悟りが開けないのであれば、人生これまで」と覚悟を決め、京都の鞍馬山に籠って断食をはじめました。断食をはじめて3週間目の真夜中。脳の中心部あたりに落雷のような強い衝撃を受け、そのまま意識不明に陥りました。数時間後、目覚めた臼井氏は心身爽快な気分に満ちていて、エネルギーが心身を貫き体内と共鳴しました。一体感を達成し、求めていた悟りの境地を完成したのです。
臼井氏は、山を下りることにしました。その途中、木の根につまずいて、足の爪が剝がれてしまいます。痛みにうずくまり患部に手をあてていると、不思議なことに痛みはすぐになくなりました。道中、立ち寄った食堂の孫娘が虫歯に苦しんでいましたが、臼井氏が頬に手をあてると、痛みは引いていきました。帰宅後は、病床に臥していた夫人に手を触れると治癒するなど、不思議な体験がつづきました。
臼井氏は、気づきを得ました。この力を世に広く伝え恩恵を与えたいと考え、臼井霊気療法学会を設立したのです。これが、レイキヒーリングのはじまりです。
アチューメント(伝授)って、必要?
レイキを使えるようにするためには、レイキマスターからアチューメント(伝授)されなければいけないといわれます。正当なレイキヒーリングでは、マントラとシンボルを使います。
- 【レイキマントラ】レイキのエネルギーを、音であらわしたもので、音波です。
- 【レイキシンボル】レイキのエネルギーを、図形であらわしたもので、形状波動といいます。
アチューメントを受け、これらのシンボルとマントラの使い方を学ぶことで、遠隔ヒーリングもできるようになります。では、レイキはアチューメントされなければ、使えないのでしょうか?そんなことはありません。遠隔ヒーリングやレイキボックスなど、レイキを習得した人しか使えない能力はありますが、自分自身や家族、友達へのヒーリングはできるのです。
レイキヒーリングは別名、「手当療法」といいます。ケガや病気で痛みがあるとき、患部に自然と手をあてていませんか?子どもや家族や友達がケガをしたとき、なでてあげたことはありませんか?それが、「手当療法」です。手をあてると痛みが和らいだり、気分が落ち着いたりしますよね?それはあなたの手のひらから、エネルギーが出ているからです。誰に教わったわけでもないのに、痛みのある個所に手をあててしまうのです。これはエネルギーを無意識に感じている、人の本能です。「手当療法」は誰にでもできる、優しいヒーリングなのです。
優しい「呪文」
「手当療法」の癒しの力を、さらに高める方法があります。それは、「言葉」です。子どものころ、ケガを手で押さえながら「痛くない、痛くない・・・」と唱えながらお風呂に浸かった記憶はありませんか?そしてお母さんに優しくなでられながら、「痛いの痛いの飛んでいけ」といわれると、痛みが和らいできましたよね?手のひらのエネルギーに言葉の魔法が加わると、小さな奇跡が起こるのです。言葉には確かに、不思議な力があります。
言葉は、音の波です。この「波動」は、言葉によってカタチが違います。「ありがとう」「きれい」「かわいい」など、優しい言葉には優しい波が流れます。誰かを傷つける言葉は、それに似あった波が流れます。「痛いの痛いの飛んでいけ」が効くのは、お母さんの優しい気持ちが、手のひらから流れるエネルギーと言葉のカタチと共鳴し、子どもに流れ込んで癒されるからです。
セルフヒーリングのとき、手をどこにおいていますか?座って瞑想をするときには、手のひらを上に向けることが多いでしょう。横になってヒーリングをするときも、手のひらは上に向けますね?それはそれでいいのですが、今度セルフヒーリングをするときには、癒したい箇所に手のひらをあててみてください。チャクラ・ヒーリングのときは、そのチャクラに手をあてながらするのです。
落ち込んだときは、自分の胸に手をあて、ゆっくりと目をつむります。「大丈夫、大丈夫だよ」「よく頑張ったね」と、小声でそっと自分に話しかけましょう。今までため込んでいた我慢があふれて、流れていくのが実感できるでしょう。かすかな鼓動と確かな体温が、手に伝わってきます。辛くても頑張った思いは、自分自身が一番わかっています。あなたの心を一番理解し、癒してあげられるのは、あなたなのです。言葉と手当療法で、あなたを慈しんでくださいね。
自分が大切なように、人も同じように大切で、
互いに助け合ってこそ社会が成り立つことを忘れるな。
臼井 甕男
まとめ
【波のチカラ】レイキヒーリング~自分で出来る手当療法~
- 「波」は、あなたの大切な家族や友達、ペットにも伝わります。癒してあげたい相手を優しくなでながら、言葉をかけてください。特に子どもやペットは、波に敏感です。
- 頭を優しくなでてもらうと、頬をそっと両手で包んでもらうと、心まで温かくなります。心は、目には見えない波にのって伝わるのです。あなた自身や大切な人を、その優しさで満たしてあげてください。
著者プロフィール
- スピリチュアルやオカルト、動物が大好き。なぜか集まってくる捨て猫たちを家族に迎え入れ気がつけば大家族。夢は保護猫、保護犬カフェ。
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