夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
前回のお話で、祖先への「祈り」は決して迷信などではなく、潜在意識にアクセスする方法であると、わたしは確信しました。祖先とは、自分のなかにある遺伝子のことだったんです。そしてお祈りをすると、遺伝子が元気になって、よいことがドンドンとおきていたのです。
よいことがおきると、もっとよくなろうと試行錯誤して、今度は自分の力でがんばることができました。
【ルーツヒーリング②】祈りの「波」
本当にあった不思議な話
わたしは子どものころから、とても神経質で敏感でした。金縛りはしょっちゅうおきましたし、夜中に誰もいないはずの部屋から、人の声や動物のうなり声を聞くこともよくありました。また、江戸時代からつづいているような旅館にとまると、夜中に肩をたたかれるなんてこともありました。幸い、何かを見たりすることはなかったのですが。
祈祷をする
そのころは、本当に悩んでいました。祈祷をしてもらうとよいときくと神社にいってお札をもらい、お炊き上げ(念のこもったモノを燃やして供養してもらうこと)がよいときくと寺にいって護摩を焚いてもらったり、お清めがよいときけば塩をまき、あらゆることを試していました。しかし、お札にしても、もらってきた当日はよいのですが、何日かすると効果がなくなり、しばらくするとまた怪奇現象がおきることの繰り返しで、とうとうわたしは疲れて果ててしまいました。
本との出会い
そんなある日、わたしは一冊の本と出合ったのです(くわしくは、前回のお話しの通りです)。「ご先祖さまにお祈りをすると幸せになる」」というようなタイトルでした。わたしは迷わず買い、一気に読みました。「大きな仏壇を買ったら、よいことが沢山おきた」「ずっと放っておいた位牌の手入れをしたら、財産を譲りうけた」とか、色々な「先祖供養」のエピソードが紹介されていました。
わたしは本の通りにしてみたくて、たまりませんでした。だけど、わたしの家は、宗教心がそんなにあるわけでもなく、父も母もこの手のことには熱心ではありませんでした。もちろん、お墓参りくらいはしていましたが、せいぜい年に一回です。何か相談しても、「うちは分家だから、余計なことをしないの」といわれるだけでした。
著者を訪ねる
しびれを切らしたわたしは、本の著者に電話をしました。すると、「事務所にいらっしゃい」といわれて、住所を教えられたのです。ドキドキしながら行ってみると、そこは新興宗教の事務所でした。著者はわたしに、「これを持って、これで毎日拝みなさい」とだけ告げて、数珠と、お祈りの言葉が書いてある本をくれました。入会金として、数百円だけを払って帰ってきたのを覚えています。
その会は、日本に昔からある、大きな宗派が枝分かれした会でした。いただいた数珠や、その後にもらったお札なども、その宗派の総本山がだした、きちんとしたものでした。また、入会したからといって、高い仏壇を売りつけるでもなく、誰かを勧誘しろとうるさくいうでもなく、ただ年会費として、一年間に数百円を支払うだけという、良心的な会でした。
「不思議」がおこる
「毎日拝みなさい」と渡された本は、神社でよく耳にする祝詞と、お寺でよく耳にするお経がミックスされたような、不思議なものでした。部屋でひとり、唱えはじめると、ジーンゴロゴロと、静かな地響きがします。そして、ドカーン、パシパシパシっと、まるで雷が落ちたようになりました。いつものラップ現象が、よりすごくなった感じです。「おもしろい」と思ったわたしは、毎日、祈りました。お祈りの度に、音がしました。まるでお祈りに対して、返事をしてくれているように感じました。お祈りが終わるといつも、コップの水に泡が浮いていました。
そんなことが何日かおこったあと、会社でも仕事がうまくいくようになり、金縛りもなくなり、ラップ現象もなくなり、すべてが平和になったのでした。
お祈りのこともすっかり忘れて、数年たちました。そしてご縁があって「波動」の勉強会に参加し、かつての「不思議」の裏づけができました。
- すべてのものは、「波動」をだしている
- あなたにとって、「良い」波動と、「悪い」波動がある
- 一般的に「良い」波動は、お寺の鐘の音や、祝詞やお経などの「祈りの言葉」
- 「地場」を修正するために、祝詞のテープをずっと流すとよい
昔からいわれていることには、意味があったのです。あのナゾだらけの祝詞やお経を読んでどうするのだろう?と思っていましたが、波動修正をしていたのです。すべては、波です。わたしの怪奇現象も、波だったのです。祝詞とお経のミックスされたお祈りをすることで、波が変わったのです。
Prayer does not change God,
but it changes him who prays.
祈りは神を変えず、
祈る者を変える。
キルケゴール
まとめ
【ルーツヒーリング②】祈りの「波」
- 祈りは波を変える。
- 昔からいわれてきたものには、何かしらの意味がある。
著者プロフィール
- 小学生二人の子を持つママさんライターです。子どものころから、精神世界が大好きで、気がつくと占い、夢、神社、風水と、目に見えない世界を追っていました。でも、精神世界の仕事では食べていくことができず、独身時代は一般企業で営業の仕事をしておりました。が、体を壊し退職。その後はアロマセラピーや心理療法を学び、元気になったのをきっかけに資格をとり、カルチャーセンターで講師をしておりました。結婚を機に退職し、現在にいたります。
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