夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
前回は、自信がない人、自己肯定感の低い人の、4つのタイプについてお話ししました。
自己肯定感が低いということは、つまりは自分を認められていないということです。自信がない!自信をつけたい!とあなたが焦る気持ちはわかります。しかし、多くの人は(きっとあなたも)誤解していますが、自信をもつということは、欠点を克服することではないのです。
今回は、自分磨きが必ずしも自信につながるわけではない理由と、自己肯定こそが自信につながる理由をお伝えします。
【自信の持ち方③】できなくてもいい☆さらけだす勇気と自己肯定
1.自分磨きの落とし穴
自信がない!というあなたは、だからこそ、自分のダメなところを克服したいと思っているのでしょう。自信をもつためには、努力して、自分のダメなところや欠点をなくさないといけない。そう思って、自分磨きに精をだすのですね。
確かに、できないことができるようになると、自信につながります。努力した自分、目標に向かってがんばれた自分に、自信をもつこともできます。しかし、自分磨きを行う上で、大きな落とし穴があります。そもそも自信には、外見的なものと、内面的なものがあります。
- 外見とは、ルックス、持ち物、経歴・経験、地位・名誉など、その人のカタチを作るものをいいます。
- 内面とは、行動、思考、性格など、その人の動きの元になるものです。
2.外見的な自分磨き
外見的な自分磨きは、あなたの内面や本質を変えるわけではありません。外見的な自分磨きをいくら必死に行ったとしても、あなたの本質的な自信にはつながらないのです。よく「自分を変えたい!」といって海外に飛びだす人もいますが、経験や経歴も、あなたを形作る「外見」的な要素であり、「外見」的な自信しかもつことができません。同様に、お金・地位・名誉なども、「外見」でしかありません。
逆の言い方をすると、外見的な要素や自信は、自分磨きや努力次第ですべて手に入るものです。しかし、ここにたどり着いた努力家のあなたなら、外見的な自分磨きだけではホントの自信につながらないと、薄々気づいてるはずです。
3.あなたが自信をもてない本当の理由
あなたが自信をもてない実際の原因は、欠点を認めないことです。言いかえると、「できない自分ではダメだ!」と思っているからです。
努力は素敵です。しかし、「欠点のある自分」を受け入れず、克服しようとがむしゃらに努力しすぎることは、自分を否定するだけの自己犠牲でしかありません。「欠点のある自分」を受け入れていないということは、「努力している自分」は好きだけど、「努力せずにいる自分」や「欠点のある自分」は嫌いということです。本当に、それでいいのでしょうか?
人は、ダメなところや欠点があってこそ、人なのです。ダメなところがあってもいいのです。「こんな自分じゃダメだ」ではなく、「ダメなところがある、それが自分」と受け入れる。ダメな自分を認め、ダメな自分を否定しない。これこそが、本当の意味で「自信をつける方法」なのです。ダメな自分で、何が困るのでしょうか?困るのは、「できない自分じゃダメだ!」と思っている、あなただけなのです。
4.ダメな自分をさらけ出す勇気
ダメな自分を受け入れられない理由は、人から「ダメなやつ」と思われたり、嫌われるのがコワイからにすぎません。でも、人はいちいち「ダメなやつ」なんて目で、あなたを見ていません。そもそも人は、あなたが思うほど、あなたを見ていません。それでも気になるのは、あなたに自信がないからです。
自信のある人は、できないことは「できない」と簡単に口にできるし、「できないヤツ」と思われることも怖くないのです。なぜなら、自分自身が一番「できないやつ」ということを知っているから。あなたも自分をさらけ出し、ダメな自分も受け入れられるという体験をしてみることです。この「絶対的な安心感」を積み重ねていくことで、ダメな自分でも大丈夫なんだと、根本的なところから自信をもてるようになるのです。
5.人と比べない
もう一つ、自信をつけるために必要なことは、人と自分を比べないことです。
ダメな自分を受け入れていない人は、人と比べてばかりいます。そして、自分のダメさを目の当たりにし、人を羨み、躍起になって自分磨きに走ります。でも、自分にないものをもっている人など、世の中には溢れかえっています。というよりも、出会う人すべては、自分にないものをもっているのです。人と自分を比べていては、いつまでたっても自信などもてるはずがありません。
そうではなく、自分の中にあるもの、自分のできることを誇りに思ってください。あなたにはできて、他の人にはできないこともあるはずです。自分のできることを数える。それだけで、もあなたの自信につながるのです。
今回は、具体的に自信をもつ方法までお伝えしましたが、いかがでしたか?
ダメな自分をさらけだす
その勇気さえあれば、あなたは本当の意味での自信を手に入れることができるのです。外見的な自分磨きではなく、内面に目を向けて、自信をつけていってくださいね。
大きな目的を達成するには
必ずしも自信は必要ない
キャロル・ドゥエック
まとめ
【自信の持ち方③】できなくてもいい☆さらけだす勇気と自己肯定
自信をつけるために本当に必要なもの
- 内面的な自分磨き
- できない自分を、自分自身が認めてあげること
- できない自分をさらけ出す勇気
- 人と自分は比べないこと
著者プロフィール
- 元看護師。思い立ったら即行動の破天荒な性格。スナックやバー、イベントコンパニオンをはじめ様々なバイト経験をもつ。また、趣味のスノボのためにカナダでワーホリを経験。毒親からの解放、アダルトチルドレンの克服など、自身の経験や知識をもとに心理カウンセラーとして独立。自分を変えたい、人生をよくしたいと願う人のためにライターとしても活動している。
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