夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
星くんは、三才から療育をはじめてます。
星くんはよくつまずき、よく転びました。そして、少し歩いただけでも「抱っこ」をせがみ、拒否をしたら大きな声で泣いていました。
その原因は、「足の裏」にあったんです。
【お空の星への散歩道♪10】発達障がい児「星くん」のぞうり
健康診断で星くんは、
ドクターひよこ男爵
と言われたんです。扁平足とは、土踏まずがないことです。扁平足だと足首が痛くなったり、疲れやすくなったり、足も痛くなって、運動障害が出やすくなるんです。怪我も多くなります。
だから星くんは転びやすいし、疲れやすいんだって、気づいたんです。その時は、クロックスやトミカの靴を履かせていたので、かかとを引きずるように歩いていたんです。
その時から、履き物を「島ぞうり」(沖縄のぞうり)に変えたんです。最初は、とてもイヤがりました。だから、外出時は「島ぞうり」と普段のクツを二足もって、歩く距離を決めるんです。「次の電柱まで島ぞうり」って。
でも、島ぞうりでも、緒を指で挟むことができず、歩くのもぎこちなかったのです。それは、自閉症特有の不愉な感触と、そもそも指で挟む力がないからなんです。そう、筋力が養われてなかったんです。
パンツのブタさん
パンツのゴムでかかとに引っかけて、あとは星くんの指で挟むことができるようになればいいと、イヤがる星くんを励ましながら、少しずつ歩ける距離を伸ばしたんです。
今、思い出すと、星くんの通っていた児童デイの他のお子さんも、土踏まずがありませんでした。
わたしが思う「療育」は、発達障がいや自閉症の特性(こだわり)を、完全に拒否しないための支援なんです。
夢見るママニャン
療育マッサージで足の裏のことをお話ししましたが、足の親指は、体の中の大きな神経(首の後ろ)につながっています。
発達障がいや自閉症は、脳の異常と言われてます。脳の神経、電流の伝わり方、情報処理がうまく機能するために、マッサージ以外にも、星くんには島ぞうりをはかせたんです。
そして、一年で緒を指で挟むことができるようになり、5ヶ月で島ぞうりを履いて歩けるようになったんです。医師に言われた「扁平足」も、一年以上かけて治りました。
星くんが医師に「扁平足」と言われたあと、島ぞうりも履かせて、毎日のマッサージも念入りに、土踏まず部分と足の指を特に時間をかけてマッサージしました。
土踏まずができたあとは、散歩でぐずることもなくなったので、親としてのストレスも減りました。あの一年は大変でしたが、二人三脚で頑張ってよかった、と心から思っています。
生きる日のよろこび、悲しみ。一日一日が、新しい色どりをもって息づいている。
岡本太郎
まとめ
【お空の星への散歩道♪10】発達障がい児「星くん」のぞうり
療育は、子どもの可能性を広げる支援です。
著者プロフィール
- 自閉症、多動症、精神遅延の、「星くん」のママ。てぃーだブログを執筆中。生まれも育ちも沖縄です♪
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