夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
発達障害児・星くんの記事を書きはじめて、 過去を振り返るようになりました。いろいろと思い出していると、わたしがんばったなー、 わたし偉いなー、って思えたんです。
星くんは、特に外出先でパニックをおこしました。
原因は、「音」でした。
【お空の星への散歩道♪14】発達障害療育記☆今なら思える、わたしはすごい
平日のイオン(スーパー)と、土日のイオンでは、「音」が違います。 土日はイベントをしていることが多いので、マイクの音が大きくて、 発達障害児の星くんはびっくりして、パニックをおこしたんです。
夢見るママニャン
パニックを抑えるために、医師から薬の話を聞かされました。でも、 わたしは「お願いします」 とは言えなかったんです。だって、療育をたった一年や二年、やっただけです。「まだ、はじまってもいない!」とわたしには思えたんです。
そんな星くんを育てたんです。
人目の多いところで泣くことも、日常茶飯事でした。公の場で、延々と続くパニックを起こした時もあります。
でも、不思議なんですが、 わたしにはそんな星くんが、かわいそうに思えたんです。
祖母や祖父は、お手上げでした。

回想ママニャン
そんな星くんも、今では7才です。実に7年も、わたしは子育てをしてきたんです。他の人ができないことをやってきてるんだと思ったら、わたし すごい!と自信が持てたんです。かつてのわたしは、星くんに「ごめんね、ごめんね、 こわいんだよね?」って、星くんと一緒に泣くときもあったんです。とても、心が痛かったんです。 小さな子が、わけもわからずに、全身で泣いている姿を見て、 胸が痛くなったんです。
家ではお風呂のたびに、「お湯が痛い!」とパニックを起こしたものです。いつか、虐待の疑いで通報されるかもしれない。 そんな危機感を常に持っていました。ご近所さんには、謝りにまわりました 。「うるさくてごめんなさい、うちには発達障害の子がいるんです」って。
そしたら、まわりの人も気にかけてくれるようになり、大丈夫? って声をかけてくれるようになりました。星くんが家から脱走したときは、はだしでランニング、 パンツのままの星くんを、近所の人が助けてくれ たこともあるんです。そんなご近所さんとのやりとりで、小心者のわたしも、少しずつ度胸がついてき たんです。
わたしも外に出たらジロジロ見られたり、 心ない声に傷ついたりしました。だけど、なんとかずっと子育てができて、それはそれは大変だったけれど、その大変だった以上の幸せが、今はあるんです。この幸せは、実際に体験をして乗り越えてきた人にしかわからないんです。
きれい事は言いません。同じ発達障害のお子さんを持つ親御さんは、「うちの子には、褒めるところがひとつもない」なんて思っているかもしれません。あなたもいつも怒ってばかりで、イライラをまわりにぶつけたりしているのかもしれません。でも、立ち止まってみてください。あなたは誰かに頼らず、一人で泣いてるじゃないですか。それは、あなたが逃げずに、受け止めているからなんです。自分の時間は少しもなくて、慌ただしい時間を過ごしているからなんです。
それって、すごく頑張っている瞬間なんです。あなたがピュアに、愛しているからなんです。
生きる日のよろこび、悲しみ。一日一日が、新しい色どりをもって息づいている。
岡本太郎
まとめ
【お空の星への散歩道♪14】発達障害療育記☆今なら思える、わたしはすごい
我が子のナゾな行動に振り回されて、悩むときも多々あります。けれども、不思議ですが、だんだんわかってくるんです。それって、きっとすごいことです。
発達障害児の星くんは、普通の子よりは成長は遅いんですが、10倍の時間がかかった分、 今では懐かしいことがたくさんあって、小さな幸せや喜びにあふれています。
あなたも元気が出ますように。
著者プロフィール

- 自閉症、多動症、精神遅延の、「星くん」のママ。てぃーだブログを執筆中。生まれも育ちも沖縄です♪
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