夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
発達障がいや自閉症の原因は「脳」 だということがわかったわたしは、星くんのため、家族みんなで協力しています。
夢見るママニャン
わたしはそれくらいの意気込みでした。
そして、星くんの主治医や友人の医師にも教えてもらいながら完成し たのが「療育マッサージ」です。
【お空の星への散歩道♪21】発達障がい児「星くん」の療育マッサージ
なぞだらけのひよこ
答えは「大人と子どもの脳細胞の数は一緒」です。三歳の子どもも大人も、脳細胞の数は一緒なんです。不思議ですよね。大人と子どもは同じ脳細胞の数なのに、 子どもは大人のように行動できないんです。
三歳だった発達障がい児・星くんと、わたしの脳細胞の数も、一緒だったんです。星くんは、三歳のころは多動がひどくて、目もキョロキョロして、人と視線をあわせるなんてできませんでした。脳細胞は同じでも、 脳細胞から脳細胞へと信号を伝える神経が、うまく働いていなか ったんです。
だから、脳へアタックする療育マッサージや、食事療法、お米のお風呂( ベビーバスにお米を入れて、砂場みたいにして遊んでいました)など、 なんでも取り入れて一緒に遊んだんです。星くんが理解しやすいように、イラストを部屋のあちこちに貼ったんです。
ひよこダンス
わたしの願いは、星くんと同じ発達障がいのお子さんがいる家庭に、笑顔があふれること。療育マッサージは、そのためにあります。
療育マッサージ
1.胸
ラブリーひよこ姫
このマッサージは、情緒を安定させます。その理由は「呼吸」が深くなるからなんです。
発達障がい児・星くんは、呼吸が浅い時に、よくパニックを起こしました。
2.肩から手首
- 我が子と握手をし、手を握ります
- 反対の手では、肩から手首にむかい、手のひらでやさしく撫でます
自然分娩の時、 苦しいのはママだけではありません。赤ちゃんは、狭い産道を通って生まれてき ます。その際に、赤ちゃんの両肩がちぢこまっているので、肩には強いストレスがかかると言われているんです。
星くんは帝王切開でしたが、わたしは陣痛も経験していて、 時間がたちすぎたのと羊水から感染したので、帝王切開になったんで す。とても痛くて、術後も痛くて、 感染のために発熱までしてしまい、星くんと会うのは日がたってしまいました。体に残る傷跡は、勲章であり、わたしの一部です。あの痛みで、わたしの母もわたしを生んだんだと思うと、込み上げる思いがあります。
だから、優しく肩をほぐしてくださいね。
3.手のひら
親指の腹を使い、我が子の手首から指の付け根に向かってなでます(5方向)。そして、指の腹でゆっくりと手のひら全体を指圧します。
手のひらと脳はとても密で、手のひらを刺激すると、脳細胞から脳細胞へと信号を伝える神経が刺激されます。たくさん押して、さ すってあげてください。
4.耳
ドクターひよこ男爵
耳には、たく さんの神経があります。
わたしがマッサージ講習で児童デイに行ったとき、 言葉に遅れがある子はみんな、片耳(右)がイビツでした。星くんは、耳の穴をふさぐような形でした。 それは脳内で、聞いた情報の処理が間に合っていないからのようでした。わたしは耳のマッサージを、「脳内での情報処理の手助け」 としてマッサージを始めたんです。
耳の外側を、親指と人差し指で、優しくつまみます。小さな円をクルクル描きながら、上から下へとマッサージします。
耳は、胎児のころから聞こえています。耳をマッサージしていると、冷たかった星くんの耳がぽかぽかして、本人も気持ちがよさそうです。
5.背中
背中には、大きな神経と大きな骨があります。 上から下へと、ゆっくりやさしく手を滑らせます。
背中って、ぬくもりを感じやすいんです。多動のお子さんでも、安心してゆっくり眠れます。
背中に触れることで内蔵も刺激されるので、 免疫力を高める効果もあるんです。
6.お尻
マッサージするママの右手は右回り、 左手は左回りに、ゆっくりマッサージします。
お尻には、気管支や肺への大きなツボがあるので、 ゼーゼーしやすいお子さんの親御さんは、よくお尻をさすってあげていまし た。
7.おわり
おわるころには、子どもは寝ています。我が子にも自分にも「おつかれさま、今日もありがとう」 と伝えて終了します。
ママの手って、魔法です。わたしは、わたしの母を、 何でもできるスーパーマンと思っていました。そんな母に、療育のグチをこぼしたことがあります。母は「 あなたも、そうやって大きくなったでしょ?」とだけ言っていました。
お母さんは、弱くていいんです。ただ、もっと弱くて、愛しい子を大切にして、将来困らないように、心をこめて育てていくだけなんです。そんなわたしに育てられた星くんは、とっても優しいんです。
星くんが五歳のとき、 わたしの偏頭痛があまりにも酷くて、 吐きたくなってトイレへ走ったんです。 でも、間に合わなくて、トイレの前で嘔吐してしまいました。トイレでまた吐いて、しばらくしてからトイレから出ると、星くんが素手で拭いてるんです。びっくりしました。
「何してるの?汚くないの?」って聞いたわたしに、星くんは「何で?お母さんは汚くないよ、かわいいよ」と言ったんです。
まとめ
【お空の星への散歩道♪21】発達障がい児「星くん」の療育マッサージ
妻になって、母になって、 療育をはじめて、色んな感情を味わいました。
発達障がい児・星くんは、わたしたちの大事な大事な、自慢の息子です。
著者プロフィール
- 自閉症、多動症、精神遅延の、「星くん」のママ。てぃーだブログを執筆中。生まれも育ちも沖縄です♪
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