夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
発達障がいで自閉症と診断された星くんには、
- 言葉の遅れ
- こだわりの強さ
- 偏食
- 日常生活が自立していない
- 排泄が自立していない
- 危険がわからない
- 自傷行為
- パニック
こんな特性がありました。
【お空の星への散歩道♪24】療育「感覚統合」
365日、毎日24時間は、すべて療育だったんです。家具の配置も工夫して、生活を自立させるために、あらゆる場所に生活のシールを貼りました。洋服の畳み方や着方、クツのはき方や並べ方もすべてイラストに書いて壁にはりました。偏食だったので、「お野菜グラフ」を壁にはり、 食べた野菜にシールを貼っていきました。できてきたら、そのイラストは剥がして、また次に星くんが苦手なことを貼っていったんです。目的は、星くんが将来、困らないためでした。
星くんは、母子通所療育施設や「感覚統合」 の訓練施設にも通いました。「脳」が異常の発達障害。日常生活のあらゆる場面で、関節を曲げたり伸ばしたり、 体の筋肉の使い方(特に筋肉のゆるめ方) が星くんには難しかったんです。だから、一定のリズムでジャンプもできない、 ぶら下がり棒にもぶら下がれない。これも発達障害の特性なんです。
感覚統合の療育では、日常生活であらゆる動作ができるようにするために、 体の使い方を遊びながら学んでいきます。
夢見るママニャン
1.利き手ではない手を使ってみる
ぎこちなさそうにコップを口まで持っていき、 水が飲めるよう自分で考えながら手を動かしていました。
2.手押し車
二人一組で行います。一人がもう一人の足を持ち、足を持たれた方は、手だけで歩く遊びです。
星くんは「ハイハイ」がありませんでした。 おすわりができたら、いきなりつかまり立ちをしたんです。ハイハイは、肩や腕の付け根の筋肉や関節をつかいますが、星くんはハイハイがなかったので、今もこの動きが苦手なんです。足をつかむと、タコみたいにぐにゃりと曲がってしまいましたが、がんばっていました。
3.風船でバレーボール
ひよこダンス
目にも脳にも刺激があります。
4.バランスボールで仰向け
布団をしいてバランスボールをおいて、両手を上にあげて、バランスボールにのってブリッジをするんです 。
最初はとても怖がりました。「大丈夫。お母さんが支えているから大丈夫」と何度も声をかけて、はげますんです。
感覚統合が鈍いと、どうなるでしょうか?
一見、個人の「性格」や「しつけの問題」として、注意されてしまうことばかりです。本当は脳に原因があるのにね。
子供たちに何ができるのか知りたければ、彼らにモノを与えるのをやめるべきだ。
ノーマン・ダグラス
まとめ
【お空の星への散歩道♪24】療育「感覚統合」
「感覚統合」訓練は、本人が苦手な動きで遊ぶ療育なんです。嫌がるものを無理にさせるのではなく、 最初はできなかったことを、親も一緒に取り組んで、 できた時の達成感を喜びあいながら積み重ねていくんです。
すべての発達障害のお子さんが、自信と喜びで満たされたら幸せで すね。
著者プロフィール
- 自閉症、多動症、精神遅延の、「星くん」のママ。てぃーだブログを執筆中。生まれも育ちも沖縄です♪
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