夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
まーぴよ博士
神は心のなかにいて、常に見守ってくれています。神の知識と力(潜在意識)は、あなたの中で解き放たれるのを待っています。
しかし、いくら脳外科の技術が高度になっても、潜在意識は見ることができません。私たちはこの世界を、どれくらい見えているのでしょうか?
【ジョセフ・マーフィー博士】心の目で見る「潜在意識」の世界☆見えないものを信じるチカラ
私たちは、ほとんど見えていないのです。
ハッブル宇宙望遠鏡のおかげで、宇宙には10の22乗の数の銀河系があることがわかりました。しかし、すべての銀河系を、人の肉眼で見ることなどできないのです。人の眼で見える範囲は、ごく限られた色と光だけです。赤外線や紫外線、放射線も見ることができません。人の五感は、ごく限られた能力なのです。第六感も、どこから来るのかわかりません。
では、見えない世界を見るには、どうしたらよいでしょうか?
マイペースなカメさん
あなたが見ている「赤色」は、他の人が見ている「赤色」とは違うかもしれません。「音の色」が見えたり、「音の味」がわかったりする人たちもいます(共感覚 = シナスタジア:SYNESTHESIA)。
絶対酔ってないひよこ
「色即是空、空即是色」の「色」は、この世のあらゆる事象です。それが「空」であるというのは、「この世のすべて、一定しているものはない」ということです。「物事は虚しいからこそ、新しく形ができあがる」ということでもあります。無から宇宙が生まれた「ビッグバン」もしかりです。宇宙は消え、消えては生まれるのです。
平家物語でも「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり」という一節があり、世の中の無常観を表しています。
志を立てたら「心の目」で見てあきらめない
マーフィー博士の著書には、夢をかなえた薬剤師の話があります。
ある薬剤師の話です。
ヒロシは、週にわずかな金額しか稼げませんでした。
へたれヒロシ
朝から晩まで働いても、お金がかせげません・・・お客が来ないからです。
それでも我慢して働きましたが、お金がかせげません。マネージャーは夜逃げしました。
ヒロシです・・・
マーフィー博士は、ヒロシに言いました。
「なぜ自分の店を持たないのですか?」
「お金がありません」
「もっと理想を高くもちなさい!」
ヒロシに必要だったのは、理想を「想像」することだけだったのです。ヒロシは心の目を開いて、理想像をプラスのイメージで想像することをはじめました。
「ここにはどんな薬品を置こうか、出入り口には、一番必要なものを置いたら便利だ」
イメージはアイディアを生み、よいアイデアはすぐに実行しました。便利な店にしたらお客が増え、数人の薬剤師を雇うことになりました。
ヒロシは店長になり、さらには地域担当のマネージャーにまでなりました。ヒロシは数年間で十分な資金を蓄えることができ、自分の店を持つことができました。それは、ヒロシが想像した通りの店となりました。
もしヒロシが、「お金がないから、夢を持っても意味がない」とあきらめてしまっていたら、夢は叶わなかったでしょう。
ある晩のことでした。田舎住まいの三四郎は、空を見上げていました。満天の星空です。その時、かなたから光が見えたのです。宇宙船でした。静かに降りてきて、宇宙人が出てきました。
三四郎:「地球を征服に来たのですか?」
宇宙人:「いいえ、地球には10年ごとに調査に来ているのです。もうこれで、20回以上になります」
三四郎:「200年前から、地球に来ているのですか!?」
宇宙人:「地球も急速に進化しました。我々宇宙人のレベルに、もう少しですね」
三四郎は宇宙人を歓待して、1週間、家に泊めました。三四郎は、宇宙人と過ごした日々を動画にとったり、宇宙船の写真を撮ったりして記録をとりました。世界中に動画をばらまいて、話題の人になろうと思ったのです。
宇宙人が、いよいよ帰る日になりました。
宇宙人:「お世話になりました。お礼がしたいのですが、何の用意もしていません」
三四郎:「不用品でもかまいませんから、記念になるものをください」
宇宙人:「わかりました。少し待ってください」
宇宙人は宇宙船にもどって、何かを持ってきました。小さなペンライトです。
宇宙人:「これは、200年ごろ前の機械です。光を当てると、記憶が消えます。最初に来た時に、地球人に使いました。もう古いですから、電池が切れているかもしれません」
三四郎:「そうですか。なんでも結構です、記念なので」
宇宙人:「使い方は、記憶を消すときは青いボタン、記憶を戻すときは赤いボタンです」
宇宙人は帰っていきました。三四郎は考えました。
三四郎:「記憶を消す機械か、銀行強盗が喜びそうだな」
三四郎は、電池切れと思い込んでいて、青いボタンを押してみました。光が自分に当たりました。
しばらくすると、三四郎は言いました。
三四郎:「オレはここで何をしているんだ。このペンライトは何だろう?」
三四郎は、すっかり記憶がなくなってしまいました。10年後にまた宇宙人が来て、赤いボタンを押して彼の記憶を戻すまでは、何も思い出せないでしょう。それまで記憶は、目の届かない潜在意識にしまわれ「存在しつづける」のです。
他人の成功はあなたの成功であり、他人の幸福はあなたの幸福です。そう思えるようになれるように訓練しなさい。それがあなたにとって最高のツキの訓練になります。
ジョセフ・マーフィー
まとめ
【ジョセフ・マーフィー博士】心の目で見る「潜在意識」の世界☆見えないものを信じるチカラ
潜在意識は、見ることはできません。見えないからといって潜在意識を無視するのは、夜に見た「夢」を忘れてしまうのと同じです。
「夢」を抱いたら、あきらめてはいけません。潜在意識に「夢」をコツコツと植えつけていけば、必ず芽がでて、花が咲き、実を結び、大きく育ちます。
著者プロフィール
- 外資系船会社を退職後、中国の船会社の代理店を経験しました。若いころから精神世界の本を読むのが好きです。宇宙のことや量子物理学的な話にも興味を持っています。最近は電子書籍の出版にもチャレンジしています。
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