夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
今回と次回は、「自信」についてもう少し掘り下げます。一口に「自信」と言っても、人によってその定義は千差万別です。ある人が自信たっぷりな状況でも、別の人はまったく同じ状況にあってもそうは思わないかもしれません。
しかし、「自信を失っている状態」に関しては、多くの人がどういうものかを身をもって知っています。そして自信喪失がもたらす数々の弊害も、私たちは知っているはずです。
【自信】成功のシステム⑦ ただ進まなければならないとき
「自信」は重要
あなたのなかにある成功へのシステムをうまく機能させるには、これまで知らなかったものや、よくわからない状況に踏み込んでいけるだけの「自信」が必要となります。巷には「自信」について様々な解釈があり、言葉自体もかなりありふれたものになってしまっているので、一度立ち止まって「自信」という概念について考えてみる必要があるでしょう。これはなにも、人と議論したときに何を言うかとか、言葉の定義について詳細に把握しておくといったことではなく、あくまでも自分の内面を掘り下げ、そこからあなた自身が抱いている「自信」について考えてみるということです。そのためには、ある重要な質問を自分自身にしてみなければいけません。すなわち、あなたは「自分の成功に、どれほどの自信があるか?」という質問です。これは気が引ける質問かと思いますが、あなたの人生と結びつけて考えれば、この質問がどれほど重要な話かがわかるでしょう。
もし、あなたが自らの成功に自信がないとか、夢を叶えられる自信が湧いてこないというのならば、その原因を特定しなければなりません。その原因は、外部要因であることもありますが、たいていの場合は、あなたの内面の問題に起因することがほとんどでしょう。当然、人によって原因は様々ですから、あなたも自分自身と向き合うプロセスを通じて、その原因を炙りだす必要があるのです。
「自信」の喪失が招くものは?
自信を喪失しているということは、夢の実現に様々な弊害をもたらします。その最たるものが、「重要事項の延期」や「棚上げ」です。あなた自身が自らの行動によってもたらす結果に自信をもてないならば、当然あなたは夢の実現に至る行動を起こす可能性も低くなってしまいます。つまりは「どうせこれをやっても上手くいかない」と無意識で思い込んでいるために、どうしても行動しようという気にならなくなってしまうのです。それは、たとえあなた自身が夢の実現のために必要だと感じていることでさえもです。
また、これまで別シリーズで情報過多について述べてきましたが、自信の欠如は、情報が溢れていることによっても引き起こされる可能性があります。そんななかで「自分はできる!」という自信がなければ、あなたは結局「もっと自信をつけるためのノウハウを手に入れなければ」とか「もしこんな事態になったときのための、処方箋となるような情報がほしい」などといって、次から次へとあなた自身を「安心」させるための情報収集に奔走してしまうのです。その結果、あなたは手に入れた情報の山に埋もれてしまい、身動きがとれなくなってしまうでしょう。
あなたがなかなか決断を下せないなら、その原因は直面している課題にあるのではなく、あなたに自信がないからかもしれません。そして、「知っていること」と実際に「やっていること」にギャップがあるのなら、やはりあなたに自信がないために、いつまで経っても学んだことを行動に移せずにいるのです。
ビジネスだけではなく人生全般においても、「ただ前進することが、最善の選択肢である」という場面は、幾度となく訪れるでしょう。このとき自信の欠如は、あなたの前進しようとする足を引っ張ってしまい、問題を解決しようとする精神の足枷となってしまうのです。反対に、「自分は最終的には成功する」と確信しているときは、その自信はあなたのすべての行動を洗練させていくでしょう。具合的には、新しい環境に身をおくことも苦にならなかったり、仕事でこれまで以上の創意工夫が可能になったりします。つまりは、自ら進んでクリエイティブな行動をおこせるようになるのです。
その背景には、「この行動は自分の未来につながる」とか「必ずこの努力は報われる」という「確信」があります。その「確信」を、いかに自分の内面でつくりあげるかということが、自信を育むうえでは非常に重要となるのです。この具体的な方法については次回に譲りますが、いずれにしても「自信」をもつことで、人生がプラスの方向に進んでいくことには疑いの余地はありません。あなたが健全な自信をもって行動するならば、仕事では高い成果をあげられるでしょうし、人間関係でも人を惹きつけることができるようになるでしょう。人生全体の質を、大幅に向上させることができるのです。
他人にどう思われるかを心配しているかぎり、
あなたは他人のものだ。
ニール・ドナルド・ウォルシュ
まとめ
【自信】成功のシステム⑦ ただ進まなければならないとき
- あなたは、自分の成功にどれほどの自信があるだろうか?定期的に、この質問を自分に投げかけてみよう。もし自信をもてないならば、その原因について考えてみよう。
- 自信の喪失は、様々な悪影響を人生に及ぼしてしまう。たとえば、本当は自分にとってさほど重要でない情報も闇雲に集めてしまうというような、情報に関する弊害などである。
- 「自信」の背景には、「この行動は自分の未来につながる」とか「必ずこの努力は報われる」という「確信」がある。この確信を自らにもたせるための工夫が必要である。
著者プロフィール
- WEB制作・マーケティング業に従事。各種WEBメディアにて、ビジネス系記事の寄稿もしています。
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