我々信州人(長野県民)は、他県の人々からしばしば「理屈っぽい」と指摘されるようだ。最近はそうでもなくなったが、ほとんどすべての信州人から、「お前ほど理屈っぽい奴は見たことない」と言われ続けてきた僕は、ここ日本では、トップクラスの理屈っぽさの持ち主なのかもしれない。いかにも面倒臭い。なるほど、女性にモテないわけである。
【革命の精神】戦う作法
2016年の夏に、選挙権取得年齢が18歳に引き下げられてから、国会議員のセンセイ方の様々な目論見通りに事が運んだかどうかはともかく、僕のようなヒネクレ者は、どうにもこの事態を肚の底に落ち着かせることが難しい。若者を国政に参加させる前に、やっておくべきことがあるだろう、と思ってしまうのだ。
そもそも20歳からの選挙権、ということ自体、僕には早すぎると感じていた。今の日本で、自分が汗水流して稼いだ金から税金を納めているという確かな実感をもてるのは、25歳くらいからではなかろうか?行政の運営に己の労働を介して参加している、という実感をもてない人間に選挙権を付与する根拠と意味が、僕にはどうしても分からない。