僕はクリスチャンではないが、キリストと呼ばれたナザレのイエスが大好きである。彼はギリシャの哲人ソクラテス、儒教の開祖孔子、仏教の開祖ブッダといった人たち同様に、自分が生きた時代や状況に広まっていた考え方・常識に、コペルニクス的転換(天動説を地動説で覆すほどの逆転)を施した人であるが、その鮮やかさ・力強さという点では群を抜いている。
【自己啓発】ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」が成功への「強い思い」を喚起する
人生に必須の「自己啓発書」として、聖書につぐロングセラーとなっている書籍があります。ジェームズ・アレン(1864年~1912年、イギリスの作家)の代表作である「原因と結果の法則(As a Man Thinketh)」です。この「聖典」の基本テーマは、
- 気高い思いは“気高い人”をつくる
- 低俗な思いは“惨めな人”をつくる
そして、推薦の言葉は、
「何かあって、落ち込んだりしたときに読んでごらんなさい
人生なんて、とても単純なものなのよね」
ジェームズ・アレンは、
健康と病気、成功と失敗、富裕と貧困、喜びと悲しみといった結果は、良くも悪くも「心の中の“思いの力”」が原因となっている。従がって、成功するためには、気高い夢を見て、目標をもち、単に「成功したい」と思うだけではなく、欲望を犠牲にして、「自分はそれを達成できる」という信念をもって努力しなければならない。
と説いているのです。「原因と結果の法則」とは、現在の自分が置かれた「環境(=結果)」は、自分の「心(=思考)」が原因となっているということです。ということは、自分がどんな環境にあろうとも、心を鍛え、思いを変化・向上させることで、「幸福」な環境へと改善されることになります。
今回は、「原因と結果の法則」が明かす、「思いの力」についてお伝えします。