「あなたにしか相談できないんだ」
「ねえ、ちょっと聞いてよ」
その人に誘われると、自分が心底必要とされているという誇らしげでくすぐったい気持ちになります。そして週末も、その次の休日も、その人は何かと理由をつけて誘ってきます。メールや電話もしょっちゅうですが、基本的には直接会わないと、満足しません。
あなたは、だんだん何もかもが億劫になり、帰宅すると、ただ泥のように眠ります。その頃にはもう、体調も精神状態もボロボロです。どうしたの?何でも話して!その人は目を輝かせます。まるで、お待ちかねの次の料理が出てきたかのように。その人は、エナジーバンパイアなのだから。
そして、会うたびに悲観的な予言をしては、あなたを落ち込ませます。もちろん、親身にアドバイスしているというスタイルで。