夢を叶える145☆セルフイメージの変容と引き寄せ
引き寄せの法則の実践をやり抜くには、素直でポジティブシンキングが得意な人の方が圧倒的に有利である。なんて言うと語弊があるのだけれど、そうでも思わないとやっていけない気質的にテンションが低い人間だって存在します。
そんな人間がとっつきやすいのが、高いモチベーションを必要としないトランサーフィンです。前回は、このトランサーフィンのバリアント(勝手に外界が動いて自分を取り巻く世界が変わること)という概念のおさらいと、ユングが考えた集合的無意識についてお話しました。
今回は、バリアントが動いたにもかかわらず、どうしてモヤモヤしたのか?そこからアカシックレコードにアクセスするまでのことです。
トランサーフィンからアカシックレコードへのアクセス
願望の引き渡し方
集合的無意識がどうやってバリアントを動かすのかを整理しておきます。無意識下に願望を受け渡す方法は、大きく分けると2つあります。
- イメージングやアファメーションを使い、通常の意識で願望をくり返し、徐々に無意識下に浸透させる方法。
- 瞑想や明晰夢をマスターして、変性意識から願望を無意識下に受け渡す方法。
どちらにしても、あなたの願望が意識から潜在意識へ、そこから「みんなの心」とも言える集合的無意識へ引き渡されます。あなたの願望は「みんなの願望」へと変容するのです。
- 誰かから必要な情報が舞い込む
- 上司が移動になる
- 支店が増える
- 恋人が引き寄せられる
- タイミング悪く(実は最良のタイミングで)鳥が羽ばたく
これらは納得できます。だってみんなの願望なのですから。しかし、たまたま電化製品が故障したり、電話が混線するのは、あまりにも話がうますぎるような気するのです。たとえば天候が急変することに、人為的な要素はないはずです。
結果オーライ説
という説もありますが、そんな楽観的な説を信じられるなら、最初からトランサーファーにはなりません。
自分の微妙なモヤモヤの正体を真剣に自己分析してみると、「生命が関わっているかいないか」ということにこだわっているのだと判明しました。だから、無生物による偶然の一致には納得がいかなかったのです。
どこまでが生命なのだろう?
ここから先に進むには、無生物って何だ?という疑問を解消しなくてはなりません。もしかして私たちは、生命らしさというイメージに囚われているだけかもしれません。
生物の大きな条件は、それ以外のもの(死体、もしくはタンパク質や水分など)になってしまわないように、常に、まさに命ある限り代謝し続けることです。
しかし、死体が腐敗するという現象は、よく考えてみると実に生命に満ちています。
生が死を凌駕する
無生物の定義は未だに謎
また、生物の反対側にある無生物の定義も曖昧なのです。わかりやすいのがウイルスで、生物である細菌のように増殖するけれど代謝はしません。そのうえタンパク質と核酸だけで、宿主から取り出せば鉱物のように結晶化してみせます。
「ウイルスが生物なのか無生物なのか」という論争は、いまだに決着がついていません。ごく最近まではウイルス無生物派の学者が圧倒的に多かったのですが、そろそろ、くつがえされそうです。
勝手に相談される宿主
くり返しますが、生命の定義はわたし達が思っているよりずっと曖昧なのです。
アカシックレコードは生命の素
生命力
ちっぽけな誰かの想いが鳥を羽ばたかせて、
大雨を降らせては電車を止めるのです。
実際、引き寄せの実践者の多くが、このような信じられない偶然の一致を経験します。多くのトランサーファーもまた、幸運のバリアント(幸福な自分の世界)へと移行します。
モヤモヤがなくなったと同時に、生物と無生物の垣根を飛び越えてしまうともう、集合的無意識という言葉ではスケールが追いつかなくなってきます。そこで、ブラヴァツキー夫人が生命の書とも呼んだアカシックレコードが必要になります。
アカシックレコードには宇宙誕生からのあらゆる情報が詰まっています。それは前述した「大きな意味での生命」であり、生物と無生物、人類と人類以外が含まれています。
個人的な扉
集合的無意識もアカシックレコードも、みんなのもの。しかし唯一自分だけの扉と言えるのがバリアントです。おそらく、ここがトランサーフィンの独自性なのではないでしょうか?
理性と魂の一致
アカシックレコードという膨大な情報の海から、決して間違いのない情報だけを選択できるということが、バリアント理論の強みなのです。
ちなみに、アカシックリーディング(読み取り)で未来予知をするのは間違っているような気がしてなりません。アカシックレコードが完全無欠な情報システムならば、必然的に不確定要素やゆらぎも秘めているはずだからです。
完全は不完全の証拠
過去生や病気の原因を知るためのアカシックリーディングならまだしも、未来を知りたいだけなら、タロット占いのほうが当たるかもしれません。
次回は、アカシックレコードにアクセスしたあと、どのように個人的な世界が変容するのかについて、具体的にお伝えします。
少なくとも自然は生命を更新するためにのみ死を役立てます。
ロダン
まとめ
トランサーフィンからアカシックレコードへのアクセス
- 生命は個体じゃない
- アカシックレコードだけが生命の仕組みを知っている
- アカシックレコードが完璧なのは不確定要素とゆらぎを秘めているから
参考文献:「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン, Nature
著者プロフィール
- 実際には泳げないカナヅチのトランサーファーです。自然に恵まれた北の地で、家族と高齢猫と暮らしています。
145セレクション♪2017.08.25【成功哲学】その前に、自分の願望について吟味した方がいい
引き寄せ2017.08.18【週休3日制導入】過去の実体験を、どう活かしますか?
145セレクション♪2017.06.18【なりすまし】サイコパスと自己愛性パーソナリティ障害
145セレクション♪2017.06.11自己プロデュースと自分探しとセルフブランディング